怠惰なゆっくり

怠惰なゆっくり

諸々のアウトプット(アフィなし)

MENU

15秒でWindowsにADB環境を構築する

androidを弄ろうと思った時、必ずと言っていいほど必要になるのが「Android Debug Bridge」(ADB)環境です。

ADB環境を構築する記事は世に溢れているので書かないでおこうと思ったのですが、本記事の中でちょくちょくadbコマンドに触れることがあるので一応扱っておきます。

本来ADBはandroid開発者向けパッケージの一部で、環境を構築するにはPCの環境変数を変更したりといった作業が必要なのですが、海外の有志がはちゃめちゃに簡単にADB環境を構築出来るツールを作成してくれているので、今回は素直にこれを利用します。

 

 

準備

 

・PCに15 seconds ADB Installerをダウンロード

https://forum.xda-developers.com/showthread.php?p=48915118#post48915118

こちらのXDAスレッドからlatestファイルをダウンロードします。

 

 

実際の作業

 

1.ダウンロードした.exeファイルを管理者権限で実行

2.全部次へでおわり

 

以前にもADB環境を構築した事がある方は拍子抜けでしょうが、これできちんとADB環境が構築されます。

一応確認してみましょう。

 

お使いのスマートフォンの開発者向けオプションから「USBデバッグ」を有効化。

 

f:id:lutenist314:20190120213317j:plain

 

PCとUSBケーブルで接続して、コマンドプロンプトから adb devices

正しくADB環境が構築されていればこんな感じの値が帰ってきます。

 

f:id:lutenist314:20190120213648j:plain

 

ちなみにfastbootコマンドもきちんと動きます。

Netflix 『ブラックミラー:バンダースナッチ』ネタバレ無しレビュー あるいは、ゲームの再定義

※この記事では物語の中身的なレビューはなるべく避けますが、最初はまっさらな状態で楽しむのが良いと思いますので未視聴の方はご注意下さい

あと、フローチャートとかは載せてないので攻略が必要な方は他をあたって下さい。

 

 

『ブラックミラー:バンダースナッチ』という映画

 

映画、と書いたが、このバンダースナッチという作品が果たして映画かどうか、人によって意見が分かれる所だ。

 

f:id:lutenist314:20190106141614j:plain

 

このNetflixオリジナル作品は、こんな注意喚起から始まる。

ストーリーの要所要所で字幕の欄に選択肢が現れ、任意の選択肢をクリックすることで展開が変わる、と言うのだ。

 

f:id:lutenist314:20190106142055j:plain

最初の選択肢

 

選択肢は結構な数が用意されていて、視聴者の選択に応じてシームレスに物語が展開していく。

選択による映像の中断や乱れ、無理のある繋ぎなどは(視聴環境にもよるだろうが)ほぼなく、スムーズな体験が可能だ。

こういった視聴者参加型の作品はNetflixでは一応前例があったらしいが、このシステムを主軸に置いた作品は初めての試みである。

 

ひとまず、この作品そのものの感想を述べておくなら、『ブラックミラー』シリーズらしい、中々後味の悪い、それでいて完成度の高い映像だと思う。

特別面白い訳ではないが、退屈な訳でもない、時間があるなら観る価値はある――そんな作品だ。

――『バンダースナッチ』が普通の映画ならば、の話だが。

『バンダースナッチ』の中身そのものの感想はこれくらいに留めて、本題に移る。

 

『バンダースナッチ』の成立

 

『バンダースナッチ』が成立したのは、ひとえにNetflixというプラットフォームありきなのは間違いない。

従来の劇場で上映する前提の映画で、選択肢に合わせて物語が変化する作品が成立するはずもなく、「家で」「少人数で」「自由に」「PC/スマホ/タブレットで」映画を視聴する、そんな21世紀のプラットフォームでしか出来ない企画だっただろう。

ところで、そんな普通の劇場で上映出来ない『バンダースナッチ』は、本当に「映画」と呼んでいいのだろうか?

 

この『バンダースナッチ』の概要を聞いて、オタクの皆さんは確実に何らかのADV(アドベンチャーゲーム)をイメージしたことと思う。

 

f:id:lutenist314:20190106144215j:plain

僕のバイブル、『そして明日の世界より

思い浮かべたゲームが何であれ構わない。

Kanon』でも『サナララ』でも『ひぐらし』でも『シュタゲ』でも『yu-no』でも、話題になった『ドキドキ文芸部』でも『Fate』でも、なんなら『FGO』でもいいのだが、要するに『バンダースナッチ』のこのシステム自体は斬新でも何でもなく、むしろ古から存在する陳腐なものなのである。

 

f:id:lutenist314:20190106145017j:plain

『街 ~運命の交差点~』

中にはこんなゲームまである。

実写の渋谷を舞台に、サウンドノベル形式でゲームが展開する『街 ~運命の交差点~』は、正に「プレイする小説」というのが正しいだろう。 

ところで「プレイする小説」と言えば、根強い人気を誇るゲームブックは外せない。

 

f:id:lutenist314:20190106145530j:plain

 

そもそも『ブラックミラー:バンダースナッチ』自体、謎のゲームブック『Bandersnatch』をゲーム化しようとする物語なので、『バンダースナッチ』との関わりが一番大きいのはゲームブックだろう。

『バンダースナッチ』のエンディングの一つに「ゲームブック『Bandersnatch』をゲーム化したPCゲーム版『Bandersnatch』をリメイクしてNetflixで『ブラックミラー:バンダースナッチ』を作成しようとする女性エンド」という果てしなくややこしいものがある以上、『バンダースナッチ』を製作したNetflixの意図は「ゲームブックの映像化」という所で間違いないと思われる。

 

「実写版ゲームブック」は映画か、ゲームか

 

『バンダースナッチ』が「動画」であるのは間違いない。

しかし、この作品を観た後「いい映画だった」となるのか、「いいゲームだった」という感想を持つべきなのか。

 

f:id:lutenist314:20190106150912j:plain

『バンダースナッチ』の視聴を止め、最初から再生しようとするとこんな事を聞かれる ――セーブデータが消えますが、大丈夫ですか?

実際、この作品はかなりゲーム的だ。

選択肢を選べる時間はシーンによって異なり、視聴者を焦らせてきたり、あるいはメタ的な視点の選択を迫られる事もある。

ストーリーは激しく分岐し、全てのエンディングを観るには「周回プレイ」が必須である。

 

一方、間違いなくゲームでありながら『バンダースナッチ』よりゲーム的でないゲームもある。

 

f:id:lutenist314:20190106151504j:plain

『September 1999』プレイ画面

これまたつい最近話題になった『September 1999』は、STEAMで配信されているフリーゲームだ(びっくりホラーじゃない&面白いのでやってみて下さい)。

 

store.steampowered.com

 

プレイヤーは不気味な家に放り込まれ、何も分からないまま家の中を探索する。

プレイヤーに出来るのは移動とカメラを動かす事のみで、ゲーム自体はプレイヤーの意志に関わりなく、勝手に進行していく。

 

f:id:lutenist314:20190106151808j:plain

 

映像は最近流行のVHS調で、ほぼ実写同様の高クオリティだ。

ところで、ストーリーに介入出来ない実写同様の映像というのは、果たしてゲームと呼べるのだろうか。

『September 1999』の場合、WASDとマウスで操作するFPS然としたゲームとなっているのだが、それは殆どカメラを置く位置を自由に変えられる程度の意味合いしか持たない。

 

『September 1999』と『ブラックミラー:バンダースナッチ』を単純に体験として比較するならば、後者の方がよりゲーム的なのは疑いない。

しかし、実際には『September 1999』はゲームとしてSTEAMで、『バンダースナッチ』は映画としてNetflixで配信されている。

 

この両者の違いはどこにあるのだろうか。

 

拡散するゲーム

 

まあ、多分違いは無いんだろうなと思う。

三目並べの『Bertie the Brain』に始まったビデオゲームは、数十年の熟成を経て今ある形にある意味落ち着いたが、それはあくまで「何だかんだビデオゲームってこういうもんだよね」という曖昧なものに過ぎず、誰かが「これがビデオゲームです」と明確に定義したものではない。

大衆が「これはゲームだ」と判断すればそれがゲームになる――そんな現代の怪異みたいな話がしたい訳では無いのだが、つまる所Netflixは『バンダースナッチ』という新しいゲームを世に送り出したに過ぎないと、とりあえずそういうことを書いておきたい。

案外Netflixを舞台にどこかのインディーゲーム会社がゲーム映画を配信して、数年後のGOTYで紹介されたりするのかもしれない。

正直、『バンダースナッチ』が完璧な「ゲームブック・ムービー」だったとは僕には思えないが、誰も試していなかった事に挑んだのは大きいだろう。

世界最大の動画配信プラットフォームを持つのみならず、自ら莫大な投資をしてオリジナル作品を製作するNetflixだからこその挑戦は受け入れられるべきだ。

 

という訳で、皆『ブラックミラー:バンダースナッチ』観てね。

もう観た人は、はてブで思わせぶりなエントリーを書きまくろう!

 

 

以上です。

 

Oneplus6 Qualcomm CrashDumpModeからの復旧

f:id:lutenist314:20190105113400j:plain

 


Oneplus6はProjectTribleの対象機種なので、ROM焼きの手順が旧機種と異なります。

ちょっとミスるとこの『Qualcomm CrashDumpMode』にブチ込まれてしまうので、復旧方法をメモしておきます。

非常に簡単なので焦らずやっていきましょう。

 

準備

 

ここからfastboot ROMをダウンロードします(通常ROMとは異なります)。

バージョンはlatestにしておけば間違いありません。

ダウンロード出来たら解凍して、PCのCドライブ直下に解凍したフォルダを配置して下さい(どこに置いても良いんですが、フォルダのパス名に日本語が入っていると上手くいかないので、直下をおすすめします)。

 

作業手順

 

1.とにもかくにも、fastbootモードに入る必要があります。

電源ボタンとボリュームボタン下を長押しして下さい。

もしくは、adb環境を構築したPCと接続して、 adb reboot boot loader で入れます。

 

2.fastbootモードに入れたらPCと接続し、先ほど解凍したフォルダの『flash-all.bat』を起動します。

 

f:id:lutenist314:20190105111952j:plain

batファイルが起動し、しばらく待てば再起動まで全て自動でやってくれます。

もし上手くbatファイルが動かない場合は、フォルダのパスに日本語が含まれていないか確認してみて下さい。

 

 

なお、データはinternal storageを含め完全に消えます。

ROM焼きの際は手順とバックアップの確認をしっかりしましょう。

 

全アーケード音ゲーマーはwena wristを買え

中華スマホでもおサイフケータイが使いたい!

そんなワガママに答えてくれる、現状ほぼ唯一のガジェット、wena wrist

先日思わず購入し、そのうちちゃっかりレビューでもしようと思っていたのですが、その前にどうしても伝えたいことがあります。

 

 

以上です。

有難うございました。

 

 

 

そもそもwenaって?

 

f:id:lutenist314:20181121232004j:plain

 

SONY(の傘下スタートアップ)が開発したスマートウォッチです。

とは言うものの、スマート機能はバンド部に集約されており、ウォッチは完全にアナログ時計というイカした逸品になっています。

スマートフォンと連携してアクティビティトラッキングや通知を送ってくれる他、felicaチップを搭載しているので限定的ではありますがおサイフケータイの機能も使えます。

これが重要な点で、現在felicaを搭載するスマートウォッチはwena wristApple Watchしかありません。

Apple WatchiOS端末でしか使用できないため、Androidユーザーがスマートウォッチでおサイフ機能を使おうと思うと、wena wristしか選択肢がないことになります。

 

今回はそんなwena wristでe-passが使えたよ、というそれだけのブログなので、「Apple Watchユーザー」「おサイフケータイが使える端末を持っている人」「KONAMI音ゲーをプレイしない人」「別にスマートウォッチでe-passを使う必要性を感じない人」には何の用事もありません。

キャッチーなタイトルを付けてすみませんでした。

 

 

どう使えば良いのか

 

wena wristをアーケード筐体のe-pass読み取り部にタッチするだけです。

おサイフケータイでe-passを使ったことがある方なら分かるかと思いますが、筐体にfelicaチップをタッチすることで各端末のfelicaチップに仮想的なe-pass番号が割り振られ、e-passの引き継ぎが可能になります。

 

e-amusementサイト はじめての方

 

正直、手続きはおサイフケータイと全く一緒なのでここを見た方が早いです。

当然おサイフケータイ搭載端末と全く同じを挙動をしますので、PASELIも使えます。

 

アナログ腕時計にしか見えないwenaでスマートにゲームを始めたら、後ろに並んでいる人は失禁間違いなしです。

スタート時点で差を見せつけてやりましょう。

 

まあ、バンド(手のひら側)を読み取りリーダーに付けるのはかなり難しく、相当不格好になるのですが……。

 

 

 

 

余談

 

wena wrist電子マネー機能は非常に使い勝手が悪いことで有名です。

一番普及しているであろうSuicaは使えませんし、かろうじて使えるEdyもセットアップに必ずiOS端末が必要だったり、Androidユーザーはクレジットカードでのチャージが出来なかったり…。

駄目元でタッチしたら使えてしまったe-passですが、これはKONAMIの適当さが良い意味で働いたと言えるでしょう。

そもそも、e-passはfelicaが必須要件という訳ではありません。

e-passの読み取りリーダーは従来の物理e-passカードを読み取る時、「FelicaNFC-F)」でも、「NFC-A/B(海外で主流の非接触規格 中華スマホにもこれは大体乗っています)」でもなく、物流の読み取りタグなどに使われるらしい「NFC-V」という規格を読み取っています。

このNFC-VとおサイフケータイFelica)搭載スマートフォンの読み取りを両立させるため(か、どうかは分かりませんが)、e-passのサービスはおサイフケータイとは完全に独立し、あくまでもFelicaチップに反応するに過ぎないものになっています。

そのため、大人の事情で制約にがんじがらめにされたwenaのFelicaチップでもあっさりと通してもらえたのでしょう。

 

 中華スマホに限らず、国内スマホでもFelicaを搭載していないものはそこそこありますし、6s以前のiPhoneやroot権限を取得した端末でもwenaなら関係なく仮想e-passを使うことが出来ます。

流石にそのためだけにwenaを買うのはおすすめしませんが、購入する機会があれば試してみて下さい。

 

Oneplus6をBootloader unlockしてTWRPを導入してカスタムROMを焼いてMagiskを導入してTwitterをするまで

Oneplusと言えば国内キャリア端末は元より、XiaomiやSamsung端末と比較してもあれこれ弄るのが圧倒的に楽なのが売りの一つです。

という訳で、折角なので手元のOneplus6に(Oxygen OSへの不満は一切無かったのですが)カスタムROMを焼いてみた備忘録を書き残したいと思います。

 

参考にして頂く分には構いませんが、何か問題が発生しても私は一切関与出来ません…。

あと、かなり適当にやっているので多分無駄が大いにあります。

 

また、rootを取るまでの手順をより初心者向けにまとめた記事もありますので、必要に応じてご覧ください。

 

nerrorist.hatenablog.jp

 

 

事前準備

 

準備するファイル

 

ファイルの保存先を[PC]、[端末(Oneplus6本体)]に分けて示します。

[端末]の場合、Oneplus6のrootフォルダ付近に自分で分かりやすいようフォルダを作って置いておくといいでしょう。

 

また、機種やOSによりその時々で必要なファイルのバージョンが異なってくるので注意して下さい。

 

 

TWRPイメージ [PC]  インストールZIP [端末]

 

https://forum.xda-developers.com/devdb/project/?id=27466#downloads

有名なカスタムリカバリ、TWRPの準備です。

公式TWRPではなく、フォークしたblu_sparkバージョンを使用します。

上記URLから「twrp」とあるものをダウンロードして下さい(カスタムカーネルも一緒に置いてあるので、間違えてDLしないよう注意)。

基本的にはlatestバージョンをDLして問題ありません。

.zipと.imgがありますが、.zipは[端末]、.imgは[PC]にDLして下さい。

ZIPファイルは解凍しません。

 

Magisk関連 [端末]

 

https://forum.xda-developers.com/apps/magisk/official-magisk-v7-universal-systemless-t3473445

 

rootを取らない人は必要ありません。

.zip、.apkを入れておきましょう。

同時にアンインストーラーもDLして端末に置いておけば、非rootしやすくていいと思います。

 

焼きたいROMのZIPファイル [端末]

 

カスタムROMを導入せずOOSのままrootを取る人は不要です。

ちなみに、今回は『Havoc OS』を焼きます。

焼くROMによって操作は大きく異なりますので、焼きたいROMに応じてしっかり調べて下さい。

 

Open Gapps [端末]

 

The Open GApps Project

これもカスタムROMを入れない人には不要です。

最低限のGoogle関係のアプリ、サービスを入れるための有名パッケージなので、これも端末に入れておきます。

入れるOSのバージョン、使用する機種に合わせてDLするOpenGappsを選択して下さい。

 

Unbrick Tool [PC]

 

https://forum.xda-developers.com/oneplus-6/how-to/guide-mega-unbrick-guide-hard-bricked-t3796051

まず無いとは思いますが、一連の操作でOneplus6が高級文鎮と化した時の最終手段です。

これが必要なレベルで端末を殺されるとは思いにくいですが、DLに途方もない時間がかかるので転ばぬ先の杖でDLしておくといいでしょう。

 

 

準備すること

 

ADB環境の構築

PCでADB、fastbootを操作できる環境を作ります。

 

nerrorist.hatenablog.jp

 

難しいことは特に無いので、上の記事を参考に構築して下さい。

 

端末のバックアップ

 

一番最初のBootloader Unlockでデータが全て吹き飛びますので、悔いの無いようにバックアップを取りましょう。

 

 

 

実際の作業

 

Bootloader Unlock

 

PCと端末をUSB接続した状態でスタート。

念の為コマンドプロンプトから adb devices

でadb環境が正常に構築出来ているか確認しましょう。

 

1. 開発者向けオプション→OEMロック解除、高度な再起動 を有効化

2. 電源ボタン長押し→ブート を選択

これでfastbootモードが起動します。

3. コマンドプロンプトから fastboot devices を入力

問題なければ fastboot oem unlock

本当に?と聞かれるので音量ボタンでYesを選択して、電源ボタンで決定。

データが消去され、アンロックが完了します。

電源を入り切りする度に警告画面が5秒間出るようになりますが、これは仕様なのでご心配なく。

 

TWRPの導入

 

アンロックが正常に完了するとAndroidのセットアップ画面に戻りますので、全部スキップします。

この段階で事前に準備したファイルのうち、端末に置かなければいけないものを全て端末内に移動させましょう。

USB接続したPCから作業すると楽です。

 

1. 高度な再起動、もしくは電源を一度切ってから電源ボタン+音量キー上でfastbootモードに入る

2. コマンドプロンプトから[PC]に入れた『TWRPの.imgファイル』を実行。

手順としては、cドライブ直下にTWRPの.imgファイルを入れたフォルダを作成して、そのフォルダをShift+右クリックすることでPowerShellコマンドプロンプト)を開くのが楽です。

そうして開いたコマンドプロンプトで念のため adb devices を入力してから fastboot boot -.img を入力しましょう。

「-.img」の部分はDLした.imgファイルの名前をそのまま入力して下さい。

バージョンによって異なるので今回は記載しません。

3. 自動的に再起動の後TWRPが起動

4. Installメニューから事前に端末に入れておいたTWRPの.zipファイルを選択し、インストール

5. 再起動することで、今後はリカバリーモードを選択するとTWRPが起動するようになる

 

カスタムROMの導入

カスタムROMを入れない方は飛ばして下さい。

また、カスタムROMによって操作が異なりますので、ここは適宜置き換えて読んで下さい。

今回はひとまずHavoc OS v2.0について記載します(記載している操作は全てTWRP上で行います)。

なお、HavocOSが必要とするStockROMは既に入っているものとします。

 

前述の通りリカバリーモードを起動すればTWRPが立ち上がりますので、高度な再起動からリカバリを選ぶか、電源を切ってから電源ボタン+音量キー下(fastbootとは操作が異なります)でリカバリーモードを起動して下さい。

 

1. TWRPを起動し、wipe

2. InstallからHavoc OSの.zipファイルを選択し、インストール

3. InstallからTWRPを再インストールし、Reboot

4. InstallからOpen Gappsをインストール

これでGoogle関係のサービスがHavoc OSに追加されます。

5. Rebootして完了

 

Magiskの導入

 

1.TWRPを起動

2. Installから「Magiskの.zipファイル」を選択し、インストール

3. 通常のRebootを行う

4. ストレージに入れた.apkファイルからMagiskのアプリを通常インストールして、必要ならアップデート

5.おわり

 

 

 

以上

 

これで終わりです。

 

f:id:lutenist314:20181115190539p:plain
f:id:lutenist314:20181115190531p:plain

 

 

f:id:lutenist314:20181115191950j:plain
f:id:lutenist314:20181115191952j:plain
(カスタムROMのお陰ですが)Pixel3限定のDigital Wellnessも動きます




無事Havoc OSが動き、これで安心してTwitterが出来ます。

本当に簡単に出来ちゃうので、Oneplusと暇をお持ちの方はお試し下さい(改めて責任は負えませんが)。

 

【第4夜】「ゲーミングスマホ」という概念

nerrorist.hatenablog.jp

 

先日ここ2年ほどのスマートフォンのトレンドを紹介しましたが、ここに入れられなかったトレンドの一つが「ゲーミング」です。

スマートフォンの性能が向上し、より美麗で複雑なゲームがスマートフォンでリリースされるようになり、そのせいでスマートフォンに要求される性能が上がるという謎の循環の結果生まれた新しい概念がこいつ。

とは言え、スマートフォンにおいて搭載出来るチップセットの選択肢はほとんど存在しないため、単純な性能面でゲーミングPCのように差別化を図るのは難しいのですが、その点は各社工夫を凝らしています。

その辺りなんとなく見ていきましょう。

 

※ちなみにですが、ほぼ全てのゲームにおいてこの記事にあるスマートフォンよりも「iPhoneXS」シリーズの方が安定して動くのは間違いないです。ただ、やっぱり性能だけがゲーミングスマホの特色ではないので、まあそういうことで。

 

 

Razer Phone

 

f:id:lutenist314:20181009103808j:plain

 

ゲーミングスマホブームの火付け役はこの端末。

2017年11月に発売されたこの端末は、名前もロゴもビンビンに主張しているように、ゲーミングPC/周辺機器メーカーの「Razer」が自前で作った初のスマートフォンです。

チップセットには当時android最新ハイエンドの「Snapdragon835」を採用し、物理メモリは8GBという正に「Razer」らしい最強性能を詰め込んでいます。

しかし、「Snapdragon835」はSONYの「XperiaXZpremium」や「GalaxyS8」も採用する一般的なハイエンドSoCで、ゲーミングPCで言う「GeForce GTX1080Ti」のようなハイエンドGPUとは異なり、ただ搭載しているだけで存在感を発揮するものではありません。

それでは何が「RazerPhone」を「ゲーミングスマートフォン」足らしめているのかと言えば、性能面以外の「Razer」が蓄積してきたゲーミング周辺機器のノウハウでしょう。

 

f:id:lutenist314:20181009104858j:plain

 

ディスプレイには5.7インチのSharpIGZO液晶を採用し、そのリフレッシュレートは120Hzに達します。

勿論アプリ側が120Hzのリフレッシュレートに対応していなければ意味がありませんが、多くのゲームメーカーと提携することで、「ポケモンGO」や「FFXV ポケットエディション」、「Titanfall:Assault」などのアプリで120Hz駆動を実現しています。

 

f:id:lutenist314:20181009105731j:plain

 

もう一点特筆に値するのは存在感を遺憾なく発揮するフロントステレオスピーカー。

フロントステレオスピーカーを採用するスマートフォンというのは意外と少なく、国内で発売したモデルだと「AXON 7」、「Xperia」シリーズ、「Galaxy S9」などがぱっと浮かびます(iPhoneはステレオスピーカーですが、下部スピーカーが本体底面にあるため横持ち時などにくぐもってしまいます)。

見た目にもインパクトのある「RazerPhone」のステレオスピーカーはかなりの音量を出してくれます。

 

f:id:lutenist314:20181009110618j:plain

 

一方でイヤホンジャックは非搭載。

音のズレが致命傷になり得るゲームでは問題大有りですが、その代わりとして大容量(4000mA)のバッテリーと排熱性能を手に入れています。

イヤホンジャックがない代わりに付属するイヤホンジャック変換ケーブルはRazerロゴ入りのイイヤツになっているので、何とかこれで手を打って…といったところでしょうか。

 

価格も7万円前後とかなり安めに抑えられています。

ソリッドな見た目も相まってゲーミングだけに特化している訳ではなく、こだわりを持って選べる端末でしょう。

 

なお、今年10月にSoCを「Snapdragon845」に載せ替え、カメラ機能と発光機能を強化した「RazerPhone2」が発表されました。

 

 

Black Shark

 

f:id:lutenist314:20181009111459j:plain

 

言ってしまえば大人しめだった「RazerPhone」とは打って変わって、次のスマートフォンは見るからにキワモノな「BlackShark」です。

中華の大手スマートフォンメーカーXiaomiが出資しているBlack Shark Technologyから2018年4月に発売されたこのスマートフォン

性能面では世代最新の「Snapdragon845」と「6GB/8GB」の物理メモリを搭載し、時代最高峰を詰め込んでいます。

 

f:id:lutenist314:20181009112743j:plain

 

そんな「BlackShark」の一番の特色はやはり液冷システムでしょうか。

「Snapdragon845」は前世代の「835」の正当進化ハイエンドSoCなのですが、発熱が「835」よりも大きいのが問題になっていました。

この液冷システムの採用により、CPUの排熱効率が最大20倍にもなるそうです。

まあ、実際にはヒートパイプとヒートシンクを採用しただけのエセ液冷なのですが、スマートフォンに組み込む機構としては新しい取り組みな上、効果もそこそこあるようなので良しとしましょう。

 

f:id:lutenist314:20181009113148j:plain

 

また、スマートフォンで3Dゲームをする上で一番の障壁になる操作性についても、純正のコントローラーアタッチメントで対策しています。

 

f:id:lutenist314:20181009113321j:plain

 

背面のド派手なX字もただの飾りではなく巨大なアンテナになっており、安定した通信環境を提供してくれます。

独自のゲーミングモードを搭載するなど、ハードウェア・ソフトウェアの両面とも完全にゲーム特化の端末と言えます。

 

価格は「RazerPhone」よりも更に安い4万円前後。

 

Black Shark Helo

 

f:id:lutenist314:20181102123727p:plain

 

上記BlackSharkの後継機が今年10月に発表されています。

SoCや各種機能は無印からそれほど変わらず、主な特徴としてはRAM10GBのオプションが存在する点です。

スマホに10GB、いる…?という気持ちもありますが、ゲーミングとあるからには最高スペックを追い求めたいのが人情ってものです。

 

Red Magic

 

f:id:lutenist314:20181102124302j:plain

 

「Red Magic」はトランプ政権とのドタバタが話題になった「ZTE」から今年4月に発表されたゲーミングスマートフォンです。

 

f:id:lutenist314:20181102124516p:plain

 

めちゃめちゃに派手な背面が目を惹きます。

背面隅に存在するスリットから熱を逃し、真ん中のLEDはビッカビカに光ります。

RAM6GB、ROM64GBの最下位バージョンが約4万2000円と非常にお手頃ですが、その理由はSoCにあります。

発売当時の最新ハイエンドSoCは「Snapdragon845」ですが、「Red Magic」に搭載されているのは1世代前の「Snapdragon835」です。

ちょっと上でゲーマーなら最高のスペックがいいとか言ってしまいましたが、「835」でも十二分に現行のスマホゲームを快適に遊べます。

とりあえずゲーミングスマートフォンを使ってみたいという人向けの入門機としては最適でしょう(光りますし)。

 

 

ROG Phone

 

f:id:lutenist314:20181102125247j:plain

 

ASUSから今年10月に発売されたスマートフォンです。

ASUSと言えばゲーミングブランド「ROG」シリーズや、スマートフォンでは「ZenFone」シリーズを展開するなど、ゲーミングスマートフォンを発売するのも頷ける会社です。

 

f:id:lutenist314:20181102125723p:plain

 

Snapdragon845だとか8GBRAMだとかは今更言うまでもないと思いますので割愛します…。

 

f:id:lutenist314:20181102130232j:plain

 

リフレッシュレート90Hzの有機ELディスプレイを搭載する他、コントローラーのL/Rキーのように機能するセンサーを本体側面に備えています。

昨今流行のFPS/TPSでは特にこのトリガーキーが重視され、無理やりキーを追加するアタッチメントが販売されるくらいですから、この機能は便利でしょう。

 

f:id:lutenist314:20181102130530p:plain

 

USB-C端子が側面にも用意されているため、充電しながら横持ちでゲームを快適にプレイ出来ます。

 

f:id:lutenist314:20181102130620p:plain

 

そんな「ROG Phone」の一番の見所は実は拡張性にあります。

側面のUSB-C端子を活用し、言わば「Moto-Mods」のような追加アタッチメントを装着出来るのです。

上記のREROACTIVE COOLERは冷却機能を強化し、充電中のプレイでもCPUを強力に冷やしてくれます。

 

f:id:lutenist314:20181102130924j:plain

 

某スイッチのようにコントローラーを追加するアタッチメントもあれば…

 

f:id:lutenist314:20181102130958p:plain

 

なんと画面をもう一つ追加し、DSのようにしてしまうアタッチメントまであります。

ASUSがこのスマートフォンに掛ける並々ならぬ情熱が伝わってくるとともに、携帯ゲーム機の終焉もむべなるかな…と言った所です。

 

そんなゲーミングスマートフォンの集大成とも言える「ROG Phone」ですが、なんと日本市場への投入がほぼ確定しています。

これまで出てきたゲーミングスマートフォンは一つも国内では正式販売しておらず、技適も無いため「ROG Phone」が国内で発売すれば勿論ゲーミングスマートフォンとしては初めてのこととなります。

11月16日に発表予定なので、果たして価格がどうなってしまうのか空恐ろしくもありますが、まあ楽しみにしておきたいところです。

それにしても、ニッチ端末の「ZenFone AR」を突然日本で発売したり、ASUSは何かしら日本市場に思い入れでもあるのでしょうか…。

 

 

 

死ぬ前にChromeの拡張機能を3個だけ紹介したい

21世紀のネットサーフィンを乗り切るための必須拡張機能を3個だけ、真面目に紹介します。

 

1円の得にもなりませんが、皆さんの笑顔が見られれば僕はそれでいいので…。

 

 

さよなら全角英数

 

chrome.google.com

 

シンプルにwebページの全角英数を半角に置き換えてくれるだけの拡張です。

日本のwebサイトは狂人が作ったとしか思えない全角モリモリのものが多いので、この拡張なしには怖くてインターネットに打って出ることも出来ません。

メモリ使用量もかなり少ないので、全角英数に親を殺されたことがある人にはマストでしょう(まあそんな人はとうに使っていると思いますが…)。

 

 

Keepa

 

chrome.google.com

 

これも有名な拡張で、Amazonの商品ページに価格推移を表示してくれるものです。

 

f:id:lutenist314:20181019164324p:plain

 

こんな感じに、今の値段が果たして高いのか安いのかがひと目で分かります。

中華製品にありがちな、元値を極端に高く設定し80%オフで販売しているような商品も簡単に見抜いて優越感を得られるスグレモノです。

 

 

Session Buddy

 

chrome.google.com

 

この拡張機能は定期的に現在開いているタブを保存し、時系列順に並べてくれるものです。

 

f:id:lutenist314:20181019165821j:plain

こんな感じ

 

手動でのバックアップも可能なので、「一旦別の作業をしたいけど、今あるタブは閉じたくない」時や「このタブをセットで後で見返したい」という時に便利です。

また、僕は「名前は思い出せないけど前見たアレ、もっかい見たいな」という状況になることが非常に多いので(名前が分からないので検索履歴で検索できない)、この拡張で時系列順に遡って探したりします。

閲覧履歴を保存するわけではなく、一定時間消さなかったタブだけが保存されるので、必然的に重要度の高いものが残りやすくて便利です。

 

 

おまけ

 

本当は拡張機能を5個紹介するつもりだったのですが、うち2つが既にストアから消えていた(…)ため、かなりシンプルになってしまいました。

という事で、便利は便利なのですが必須ではないものもちょっとだけ紹介したいと思います。

 

 

uBlock Origin

 

chrome.google.com

 

有名どころのアドブロッカーで、「AdBlock」なんかの対抗馬です。

従来のアドブロッカーよりも軽快かつかなり強力に広告を排除してくれます。

導入方法はその辺りにいくらでも転がっているのでそちらを見ていただくといいと思います。

便利ではありますが必須に入らなかったのは、そもそも僕が広告ブロックにそこまで心血を注いでいないので、基本的に使っていないせいです。

 

 

Wikiwand

 

 

chrome.google.com

 

Wikipediaをより見やすいレイアウトに変更してくれる拡張機能です。

 

f:id:lutenist314:20181019172143p:plain

 

これが

 

f:id:lutenist314:20181019172149p:plain

 

こうなります。

カスタマイズも豊富でかなり便利になるのですが、Wikipediaをあまり使わないという人には無用の長物なので選外です。

 

 

 

大体こんな感じでしょうか。

拡張機能は消費メモリと相談して節度を持って使いましょう。