生えてきてしまった以上は仕方がないので開封していきます。
どうも海外版のようです。
AKGイヤホンと3穴式プラグ、透明ケースが付属しています。
型番はG973F/DSだったので、Snapdragon 855ではなくExynos 9820モデルです。
どうせならSDM855を試したい所でしたが…まあExynosに触るのは初めてなので良しとします。
全面には最低限のTPUフィルム、背面にも保護用のフィルムが貼られていましたが、側面にもフィルムが貼られている厳重っぷりでした。
Samsungの未開封品は初めてなんですが、全部こんなにしっかりしてるんでしょうか。
立派なパンチホールですねえ。
ノッチよりは確かに面積が小さいですが、正直50歩100歩で好みの問題かと思います。
個人的には結構シンプルで好きです。
S9まで、無印モデルは単眼カメラだったのですが、S10とS10+でリアカメラに差はありません。
12MP広角、16MP超広角、12MP望遠のトリプルカメラに加え、デフォルトとなる広角レンズにはしっかり機械式絞りも付いています。
カメラについてはそのうち撮り比べたいとは思うのですが…。
このダサすぎるUIは何代経てもどうにもならんのでしょうか。
半角カナが気になって気になって、これだけのせいで言語を英語に設定したいくらいです。
カメラはほんの少し触れただけですが機能自体はとても楽しい予感がしています。
作例が出来たら更新します。
指紋認証は画面内、世界初の超音波式で高速・高精度を謳います。
謳うのですが…私は手がカッッッッッッッッッサカサでして、これが全然通りません。
Oneplus6の背面指紋認証ですら冬場は全然認証してくれないくらいだったので、まあむべなるかな…という所ですが…。
指紋認証が可能なエリアは思いの外広く、光学式センサーと違って画面が一切点灯していない状態でもスキャンが可能なので、指が湿っている方なら使い勝手はいいはずです。
と、ここまで触っていて気がついたのですが、このサイズ感に覚えがあります。
つい最近同じような大きさの端末を拾ったような…。
Pixel 3aでした。
サイズ感を比較すると、
Pixel 3a … 5.6インチ 151.3×70.1×7.6mm 147g
(Oneplus 6 … 6.2インチ 155.7×75.4×7.75mm 177g)
(Xperia X Performance …5インチ 144×71×8.6mm 165g)
Galaxy S10 … 6.1インチ 149.9×70.4×7.8mm 157g
おおよそこんな感じ。
Pixel3aより10g重いものの寸法はほぼ同じで、手にも馴染むわけです。
Xperiaを比較対象に入れたのは手元にあるうちで一番小さいスマホだったからなんですが、こう見ると縦幅以外は別にコンパクトでもないな…という気持ちにさせられます。
これだけ小さい筐体にテクノロジーの粋を凝縮しているGalaxy S10には素直に驚嘆します。
157gという重さも絶妙で、ガジェットのオタクはよく重てえスマホを褒める際の常套句として「画面サイズから受けるイメージよりは軽い」と言いがちですが、S10については重くもなく、かと言ってチープなほど軽くもない丁度いい仕上がりになっています。
折角なので、手持ちのスマホで画面を比べてみました。
上段:Pixel 3a
中段:Galaxy S10
下段:OnePlus 6
です。
全て輝度は最大で同じ動画を再生した状態で撮影しています。
どうでもいいんですが、Xperia XPで撮影した2枚目の写真が何度やっても明度ぶち壊れで笑ってしまいました。
筐体サイズは変わらないPixel 3aとGalaxy S10ですが、画面サイズにおいては大きな差があることが分かります。
OnePlus6のノッチよりはパンチホールの方が違和感がない気がしますが、まあやっぱり好みの問題ですね。
ちなみにGalaxy S10はステレオスピーカーで、かつDolby Atmosに対応しています。
Pixel 3(無印)と異なり2つのスピーカーが正しく前面に配置されているわけではなく、下部スピーカーは底面にあります。
が、手で塞ぎさえしなければかなりバランス良く立体感のある音が聞こえます。
モノラルのOnePlus 6から来たせいもありますが、やっぱりステレオスピーカーはいいですねえ。
初Exynos端末ということでAntutuを走らせてみました。
2019年3月時点でのAntutu Benchmarkランキング(https://www.antutu.com/en/ranking/rank1.htm)です。
なお、一応解説しておくとGalaxy S10シリーズは発売地域により搭載SoCが異なり、香港、日本等ではSnapdragon 855を搭載した「G9730」モデル、その他の地域では「G973F」モデルが販売されています。
Exynos9820搭載のGalaxy S10としてはかなり妥当なスコアと言えそうですが、Snapdragon 855搭載のものと比べるとそれなりに開きがありますね。
ちなみになんですが、セットアップ時もベンチマーク中もGalaxy S10はかなり発熱していました。
OnePlus 6のSDM845が発熱少なめなのもありますが、相当気になるレベルの発熱だったので、SDM搭載の同端末と比べると「ハズレ」感があるのは否めません。
製造プロセスも遂にExynos9820から8nmとなり、同世代のライバルハイエンドSoC「Snapdragon 855」、「Kirin 980」、「A12 Bionic」の7nmプロセスに一歩遅れている状態です。
Samsungにも意地があるのは分かりますが、明確にExynosモデルがハズレになりつつある以上、いい加減Galaxy SシリーズというハイエンドラインにExynosを無理やり載せようとするのはやめた方がいい気がします。
ExnosモデルとSDMモデルの電池持ちを比較した動画もありました。
まあ、国内キャリア版はSDM搭載なので心配ありませんが、SIMフリー版を購入する場合は注意が必要だと思います。
まとめ
年々高価になってきているGalaxy Sシリーズですが、S10についてはその値段に見合った素晴らしいガジェットに仕上がっていると思います。
GalaxyはAndroidの中でもソフトウェア、ハードウェア共癖がかなり強いシリーズですが、その癖と値段を受け入れられれば現状出ている端末の中でも最良の選択肢に近いかもしれません。
私の場合は地面から生えてきたので文句ありません。
しばらくメイン使用してみようと思います。
おまけ なぜ今Galaxy S10を買ったか。
去年発売直後にOnePlus 6を購入し、1年近くメインのスマートフォンとして使用し続けてきました。
素晴らしいハードウェアとソフトウェアで大変に満足していたのですが、不満が
・でかい 重い
・カメラが素晴らしい…というほどではない
・スピーカーがモノラル
・AODが無い
・何でもいいからスマホが買いたい
・でかくて重い
と、致命的ではないのですがちょくちょくありました。
同じSoCのスマートフォンはあまり買いたくないのでOnePlus6Tは見送り、OnePlus7 Proの発表を心待ちにしていたのですが、蓋を開けてみると…
OnePlus 6よりデカくて重くなってました。
ステレオスピーカーだったりポップアップカメラだったりと進化はしているのですが、価格設定もそれなりに上がり、無意味なカーブエッジ(しかもアールがかなり緩い!)と、手放しで購入する気にはなりませんでした。
色々検討したんですが、どうせならハードウェアの進化を感じたかったので陳腐なモデルはあまり買う気が起きませんでした(じゃあ買うな)。
そんなこんなで、「ステレオスピーカー」「パンチホール」「カメラが良い」「(割と)コンパクト」「画面内指紋認証」と揃ったGalaxy S10を購入した訳です(+はデカいので却下)。
Galaxy端末共通の欠点としては、
・ソフトウェアの癖が強い
・UIがダサい
・背面がだっっっっっっさい
・ソフトウェアアップデートがおっっっっっそい
と主にソフトウェア面が挙げられます。
特にアップデートの遅さは筋金入りで、既存端末のAndroid 9.0へのアップデートが始まったのは2019年に入ってからです。
が、そう言った点はソフトウェア面が充実しているOnePlus 6でカバーして、メインでコンパクトなGalaxy S10を使えばいいかあと思った次第です。
OnePlus 6をメインで使っていた時からカスタムROMを入れたりなんだりしていたのですが、正直メイン端末でそれをするのはリスキー過ぎたのでむしろ丁度いいという所もあります。
と、こんな言い訳でスマホを買いました。
背面がダサいのはもうどうしようも無いですが、それ以外は結構気に入っている(One UI含め)ので、少なくともPixel 4まではこれをメインで行こうと思います。
おしまい