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【実機レビュー】 うっかりWF-1000XM3買っちゃったけど、これ最高です

 

買っちゃいました。

発表された日にソニーストアで予約注文して、結局届いたのは今日です。

「NUARL NT01AX」を衝動買いした時にも書きましたが、別に僕はそんなに耳が良い訳も、こだわりが強い訳でも無いのですが、前モデル「WF-1000X」が発売された時死ぬほど購入を迷って見送った身の上なので、今回は流石に買わざるを得ませんでした。

ちなみに、今回も音周りはそこそこに、ガジェットとして見ていこうと思います。

 

到着を心待ちにしすぎて自転車で単独事故したりもしましたが、右腕が上がらない程度なので気にせずレビューしていきます!

なお、レビュー中の親機は常に「Xperia 1」です。

 

カッコいい……

 

 

すんごいかっこよくないですか?これ。

今回はシルバーもいい色だったのでかなり迷いましたが、やっぱりブラックにして正解だったように思います。

 

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2枚目 : 前モデル「WF-1000X」

 

ボタンは物理からタッチセンサーに代わり、ガジェット然としていた前モデルから打って変わり、かなりスタイリッシュな見た目です。

元々大きかった前モデルより更に巨大化し、完全ワイヤレスイヤホンとしては相当大きい部類ですが、でっぷりした印象は全くありません。

 

 

「NT01AX」を横に置いてみました。

デザインの方向性がまるで違う2機種ではありますが、「XM3」のデカさと高級感が何となく分かるでしょうか。

 

装着時はかなり出っ張りが目立ちます。

イヤーピースも6種付属しますし装着感は決して悪くありませんが、見た目の「フランケンシュタイン感」が嫌な方には向いていないかもしれません。

 

ケースが良い……

 

「NT01AX」はケースが値段の割に鬼ほどちゃっちいのが難点でした。

端子がType-Bだったり、脱落防止マグネットが無かったり、蓋の開閉が面倒だったり…。

ちなみに、「XM3」の先代モデル「WF-1000X」も異様に大きい割に使いにくいケースが欠点の一つとして挙げられていました。

 

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「WF-1000X」公式ヘルプガイドより

 

が、「XM3」のケースにはそんな先代の反省が活かされに活かされていました。

 

 

まず艶消しのブロンズとブラックがかっこいい。

これに燦然と輝く「SONY」のロゴだけで「NT01AX」の安っぽいケースを凌駕していますね(ロゴの効果には個人差があります)。

 

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蓋もイヤホンの収納もマグネットでパチリと嵌ります。

充電端子はType-C!

最新モデルでもまだType-Bを採用してくる完全ワイヤレスも多いので、これは非常に嬉しいです。

ゆくゆくは必ず枯れる規格ですからね、Type-B(早く枯れろ)。

 

ただしこのケース一つだけ欠点があって、蓋を上にすると自立しません。

 

 

充電する時はこんな感じですし、別に使用感に問題はないんですが……写真を撮る時だけ厄介ですね(笑)

 

使用感も、良い……

音!

 

本当に僕は自分の耳に自信が無いのでコメントは控えますが、すごく良い音が出てると思います。

「NT01AX」も高音が綺麗でしたが、「XM3」は全体的に卒なく「良い音」が出てる感じがして優等生だなあといった感じです(小並感)。

 

ちなみに、遅延はほとんど感じませんでした。

流石にリズムゲームは無理でしたが、勝手に遅延を織り込んで調整してくれるYoutubeNetflixでは全く気になりません。

 

ノイズキャンセリング

 

先代からSONYの完全ワイヤレスの強みであるノイズキャンセリング

先代モデルはちょっと試聴した程度なので比較は出来ませんが、完全ワイヤレスイヤホンとは思えないほど優秀だと思います。

 

完全に無音になる、という程ではありませんが、気になるノイズはほぼカットされる印象です。

今も「XM3」を付けてブログを書いていますが、NC無し(イヤホンは挿入済)だとかなりドカドカ聞こえる茶軸メカニカルキーボードの音が、NCをオンにするとかなり遠くで鳴っているように聞こえます。

この状態で音楽を再生すると打鍵音は全く気になりません。

……参考になりませんね。

NC性能はイヤーピースのフィッティングにも左右されると思いますが、僕としては非常に重宝しそうです。

 

特筆したいのがアンビエントサウンドモード。

外音取り込み機能を搭載した完全ワイヤレスは多いですが、実用的なものは非常に少ない現状、「XM3」のアンビエントサウンドはかなり優秀です。

音の方向までしっかり分かるので、これなら外で歩きながらでも使えるでしょう。

 

また、標準ではL側タッチパッド長押しで起動するクイックアテンションも面白いです。

咄嗟に会話したりアナウンスを聞いたりしたい時に有用な機能なのですが、レスポンスも早くかなり実用的だなと思います。

元々補聴器みたいな見た目をしていますが、外音取り込みを有効にすると本当に補聴器か?というレベルで音を拾ってくれます。

 

使い勝手!

 

これがねえ、いいのよ…。

 

Appleの「AirPods」はApple製デバイス間でのシームレスな連携を売りの一つにしていますが、「XM3」もかなり良い線行ってると思います。

ペアリングもNFCで簡単、複数デバイス間の切り替えも非常に楽です。

 

完全ワイヤレスイヤホンを使ったことがある人なら、少なからずタッチパッドに不信感があるかもしれません。

イヤホンサイズだとふとした拍子にタッチパッドに触れて誤爆してしまう事が非常に多く、結局物理ボタンの方が信頼性が高かったり…。

僕も購入前はタッチパッドが不安だったのですが、「XM3」についてはほぼストレスフリーで使えています。

イヤホンそのものが大きい(=パッドを避けて保持出来る面積が大きい)こと、近接センサーのお蔭で耳に入れていない時はパッドが反応しないのが大きいです。

一度耳に装着すれば反応面積の広いタッチパッドは快適そのもので、ロングタップも容易なので前述のクイックアテンションも使いやすくなっています。

 

また、先述の近接センサーにより、耳からイヤホンが離れると自動的に再生を停止することも可能です。

咄嗟の会話にはクイックアテンション、長話になりそうだったら片耳を外して会話、とシームレスに切り替えることが出来ます。

 

 

本当は外出先で使ってみてNC性能や接続性、電池持ちの話をしたかったんですが、これが届く1時間くらい前に自転車で事故ってしまい、キーボードを叩くのが限界なので、また今度使い込んで追記します……。

 

ちょっとでいいので防水は欲しかった…

 

マイナス点もいくつかあって、特に防水防塵がノーレートなのが不安です。

流石にちょっとした汗で壊れたりはしないでしょうが、防沫程度は欲しかった所です。

また、イヤホンそのものの大きさやケースの大きさがネックになる人もいるかと思います。

イヤホンの大きさの割に電池持ちは直近のハイエンドモデルと比較してそれほど長いわけではないので、ひたすら体力が必要だ!という人にも向いていないでしょう。

 

それでも今はこれが最高のTWSだと思う

 

本当にそう思います。

これから様々な完全ワイヤレスイヤホンが発表される時期でもありますが、少なくとも現時点でこれより優れたTWSは無いんじゃないでしょうか。

音質だけなら「Sennheiser MOMENTUM」、低遅延、使い勝手なら「AirPod2」、電池持ちなら~~~~とそれぞれもっと優れたTWSはありますが、通勤通学や長距離の移動で快適な音楽体験を求める人にはこれ以上無い選択肢だと考えます。 

優れた音質やNC性能もそうですが、(日本製品にしては珍しく)とことんユーザビリティに考慮した設計になっていて、純粋に使っていてストレスフリーなのがおすすめ出来るポイントです。

個人的に、完全ワイヤレスイヤホンは「ストレスからの解放」を求めて買うものだと思っているので、物凄く気に入っています。

この価格で出してくれて本当に感謝……。

 

 

 

 

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