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諸々のアウトプット(アフィなし)

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【おレビュー】Logicool MX Mechanical Mini/MX Master 3S買っちゃった

デスクが汚い


あっつ~~~~~~~~~~~~~(エアコンの効いた室内から失礼します)。

本日6/30に発売したMX Mechanicalシリーズを以て、Logicoolのハイエンドキーボード/マウスのMXラインが出揃いました。

なんとなくノリで両方買ってしまったので、念のためレビューしときます。

とはいえ、Logicoolがかなり気合を入れて事前に広告をしているので、既に巷にはレビュー記事が無限に出回っています。食傷気味だったら申し訳ないですが、ノンアフィってことで、ここはひとつ…。

 

MX Master 3S

まずは無線マウスMX Master 3S(以下Master 3S)から。

定価は14,960円、Bluetoothと独自の無線ドングル(後述)に対応します。

まあゲーミングマウスの価格帯に慣れているとそこそこ高いなーくらいの値段ですが、ビジネス向けマウスとしてはかなり高価格です。

ファーストインプレッション

使用感あるのとかは、ほんと、すみません

まず第一に感じるのは、このマウス、くそデカいです。

上から見るとそうでもなく見えますが、全高・全幅が想像の20倍あります。

比較用に置いたLogicoolのゲーミングブランドから出ているG503も比較的大きめのマウスですが、全高の圧倒的な違いが分かるでしょうか。

人間工学に基づいていそうな見た目はしているものの、これはそう、アメリカ人の人間工学や――。

少なくとも比較的手が小さめの私には持ち方を矯正しないと上手く扱えません。家電量販店なんかで一度握ってみることをおすすめします。私は家電量販店で試して、でけーなーと思った上で買ってしまいました。あほやね。

機能面

一方、価格が高い分機能は非常に優れています。

まずは何と言ってもスクロールホイール。

どのマウスもホイールを回転させるとコリコリと抵抗感がありますが、Master 3Sのそれは電磁石で実装されています。実際に回してみるとこう、何というか好みの分かれる触感が返ってきます。俺は好き。

また、スクロールホイールを高速で回せば電磁石がなんかいい感じに働き、自動的にフリースピンモードに移行します。ボタンを押してフリースピンと通常モードを切り替えるマウスはそこらにありますが、シームレスに移行出来るのは非常に快適です。私がこのデカマウスを買った理由の一因でもあります。

マウス側面にはサムホイールという縦回転のホイール、親指ボタン、ジェスチャーボタンがあります。

親指ボタンはまあブラウザの戻る/進むとかでよく使うやつですね。

縦回転ホイールはMX Masterシリーズのアイコンで、デフォルトでは横スクロールが割り当てられています(スクロールホイールにチルト機能はなし)。

ジェスチャーボタンは、親指の腹で黒い出っ張りを押して起動します。

他のキーも色々アサインを変えています

単押しだけではなく、後述する専用ソフトウェアでボタンを押しながらのジェスチャーをカスタマイズ可能。

使いこなせば多機能ではありますが、ただでさえデカいマウスにも関わらず、ボタンの硬さと配置でものすごーーーく押しにくいです。毎回手の配置を変えないと上手く押せないので、ならキーボードショートカット使うかなっていう…。

ソフトウェア

専用ソフトウェアのLogi Option+をインストールし、キーアサインやDPIの変更を行います。

ちなみにこのソフトウェアはキーボードのMX Mechanical Miniでも共通です。

DPI上限は8000、まあビジネスマウスならば十二分の数値です。

独自ドングル(Boltレシーバーと書かれているもの)とBluetooth接続で親機を合計3台まで登録し、マウス裏のボタンで簡単に切り替えが可能です。

複数のデバイスをまたいでマウスを使用可能なFlowも面白そうですが、まだ試せてないのでいつか…。

総評

デカさが受け入れられる人であれば、非常に高機能で便利なマウスです。メインの右。左クリックもほぼ無音レベルで静音化されており、神経質なオフィスでの使用も余裕です。

フル充電で70日持つらしいので、実用燃費もこれくらいであればかなり素晴らしいですね。また、私は社用PC、iPad、プライベートPCでマウスを使い回すことを考えての購入だったので、そう言った意味では唯一無二と言えます。

ただ目玉のスクロールホイールについては人を選ぶ部分ではあるので、やはり一度実物を試すのが吉です。個人的には、スクロールは気に入っているもののホイールをクリックした時の感触がぐにっとしていてそこが少し気になります。

MX Mechanical Mini

続いてハイエンド無線キーボードのMX Mechanical Mini(以下…Mini?)。

定価18,700円、こちらもBluetoothと独自ドングル(Boltレシーバー)対応。

なお、このドングルはひとつで最大6台の対応デバイスと接続出来ます。

Master 3SとMiniで挿すUSBがひとつで済むのは非常に嬉しいですが、最大6台ってロジの製品そんなに同時使用すること、あるの??

ファーストインプレッション

定価18.700円は正直かなり高いです。東プレのハイエンドキーボード等と比較すると安く感じるものの、あくまでスイッチは普通のメカニカルなのでどこまで価値を見いだせるかが焦点です。

Master 3Sのデカさが際立ちますね

私が購入したのはテンキーレスでフルサイズ比25%減のコンパクトモデル。もちろんMiniの付かないフルサイズなMX Mechanicalも販売されています。

こちらは2万円…。

Miniモデルもキーピッチは充分で打鍵しやすいですが、一点右端のスペースの使い方がすごく気になります。

一目で独自すぎる配列なのは伝わるかと思いますが、他に機能の無い音量コントロールキーにDeleteが押しやられているのが気になります。私は割とDeleteを多用するので、この配置は慣れるのに時間がかかりそう…。

打鍵感は非常に良好です。軸の選択肢としては青軸(カチャカチャ)、茶軸(ポチポチ)、赤軸(スカスカ)の3つがあり、私が購入したのは青軸。

3つとも実機を試しましたが、当初購入しようと思っていた茶軸が想像より重く、結局青軸にしました。

カニカルキーボードとは思えないほど高さは低く、まるで上から見るとメンブレンキーボードのようです。にも関わらず打鍵感はしっかりしているので、不思議な打ち心地になります。

機能面

Master 3S同様機能は非常に豊富です。

ファンクションキーと統合された独自ボタンでMaster 3S同様3台までの親機切り替え他、メディアコントロール、バックライト調整等様々な機能が使えます。

個人的にいいなと思ったのは絵文字キーボードの呼び出し。Windowsだと絵文字キーボードが出しにくいので、これが用意されているのは便利です😊

ただ、正直ほとんどの機能はwindowsのショートカットで実行出来るので、こいつのせいでDeleteキーが変なところに行ったと思うと段々ムカついてきました🤬

ゲーミングキーボードほどではありませんが、実用的なバックライトもあります。

常時点灯しているわけではなく、手を近づけると近接センサーで自動的に点灯、打鍵を止めると消灯します。真っ暗闇の中でタイピングをする際もこれで安心ですね(そんなことある?)。

ただし、フル充電で最長10ヶ月稼働出来るはずがバックライトを有効にしていると稼働時間が最長15日になるそうです。え?じゃあバックライト消すけど……?

充電口はもちろんUSB Type-C、背面には8°のチルト脚が付いています。

高さは物足りないですが、脚の出し入れが非常になめらかで変な所に高級感を感じました。

ソフトウェア

正直、Miniについてはあまりソフトウェアで弄る余地はありません。精々バックライトの光り方を変更するくらいですね。

総評

高級キーボードなだけあって、作りも機能も満足行く出来です。

一方、高級感と引き換えに重量は612gと割と重めなので、常時持ち歩く無線コンパクトキーボードを探している方には不向きかもしれません。まあ、そういう人はメカニカルではないメンブレンのMX Keys Miniとかを買えばいいと思います。

欲を言えば英語版キーボードを日本でも発売して欲しかったですが…現状最強に近い無線キーボードであるのは間違いありません。

Boltレシーバー対応機器で固めればUSBポートもすっきりしますし、買いです。

 

 

 

 

いやー、新しいキーボードって楽しいですね。

おしまい。