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追加ソフトウェア禁止・BluetoothヘッドセットのWindows環境でもTeams会議を録音したい!

---追記---

Windows11なら純正スナイピングツールの録画機能で何もせずともデスクトップ音声を録音できます やったーーーーー!!!

---追記おわり 未だにWindows10を支給してくる会社にお勤めのみなさまは↓をどうぞ---

 

全国の仕事をされている皆さま、こんにちは。

仕事をしていると、Teams会議を録画したいけど、Teamsの標準機能を使うと相手方にも通知が行って気まずい、みたいなシーンがあるかもしれません。

そんな時、追加ソフトウェアのインストールが厳しく管理されているタイプの会社では、Windows標準機能の「ボイスレコーダー」を使うことが多いはず。

シンプル~~~

必要最低限の機能のみを有した標準ソフトウェアですが、PCの内蔵ステレオミキサーを使用すればPCの音とマイク入力の音を録音できます。

ボイスレコーダー」での録音の基本
ボイスレコーダー」は基本的にマイクから入力された声等を録音するためのソフトウェアなので、単一の録音デバイスからの音のみを入力とします。
そのため、”会議の音+自分の声”のように複数の音源をボイスレコーダーで録音したい際は、「ステレオミキサー」(複数の入力の音声を一本化する録音デバイス、以下ステミキ)を用いてPCの音とマイクに拾われた音をミックスすることで、「ボイスレコーダー」での一括録音が可能になります。
基本的な設定方法は
ステレオミキサーでPC上の音声を録音する方法 | PCテクノロジー株式会社
などを参考にしてみて下さい(リンク先は私のブログではありません)。

が。

Windows内蔵のステレオミキサーには大きな欠点があります。

内蔵ステレオミキサーでは同一のドライバーの音源しかミックス出来ないのです。

どういうことかと言うと、音声関連のデバイスWindows上で動作するために、ドライバーという基本ソフトウェアを用いて動作しています。
ドライバーは、基本的にWindowsが自動的にデバイス(外付けマイクとか、スピーカーとか)毎に最適なものを割り当てしてくれるのですが、バイスのメーカーが異なる場合、そのメーカーの製品に合ったドライバーが割り当てられることが一般的です。

そうなると、Windows内蔵の標準ステレオミキサーでは、使っているマイクやスピーカーのドライバーがWindows内蔵ステレオミキサーのドライバーと異なる場合、ミックスが出来ないのです(カス)

内蔵ステミキの例

再生デバイスの例

正直言ってこれは色々な外部デバイスを接続して使うWindowsPCにおいて、非常にカスな仕様です。

私が使っているミーティング環境の場合、「Jabra EVOLVE 30 Ⅱ」(USB有線ヘッドセット)、「Opencomm」(Bluetoothヘッドセット)は、Realtek Audioで駆動するWindows内蔵ステミキとドライバーが異なるので、この2つのデバイスの音は内蔵ステミキに乗ってきません。

つまり、このまま「ボイスレコーダー」でTeams会議を録音したい場合、再生デバイスは「Speakers」(PCの内蔵スピーカー)、録音デバイスは「Microphone Array」(この場合はノートPCにビルトインされている内蔵マイク)もしくは「Jack Mic」(3.5mmジャックに挿し込むタイプのマイク)を使用し、ドライバーを内蔵ステミキのRealtek Audioと合わせる必要があります。そのため、Bluetoothヘッドセット等の使用は諦めるしかない……。

嫌だ。

諦めたくない。

という訳で、力技で解決してみました。
スクリーンショットは全て私用PCで撮影しましたが、社用PCと特に動作環境に違いは有りません。

解決編

多分ソフトウェアのインストールが自由な人は、OBS Studio等の入力を2つ以上持てる外部ソフトウェアを使うのが一番早いと思います。我々ままならない会社員としてはそういう訳にも行かず、どうにかしていきましょう。

まずはPCの3.5mmジャックに有線イヤホンを差し込みます。iPhoneにおまけで付いてきたやつでもいいですし、PCに”音声デバイス”として認識されれば本当になんでもいいです。

その後、Teamsのデバイス設定を「スピーカー : 先程差し込んだ有線イヤホン」「マイク : 使用したいデバイスのマイク(今回はOpencommのマイクを指定)」に変更します。

Teams設定

ここまででTeamsの音は有線イヤホンから流れるようになり、3.5mmジャックはPCに標準搭載のものなので、もちろんステミキにも音声が乗るようになります。
が、このままでは音声を聞くのに使用したいデバイス(私の場合はOpencomm)で音を聞くことが出来ないので、もうひと手間加えましょう。

Windowsサウンド設定からStereo Mixのプロパティを開き、「聴く」のタブで「このデバイスを聴く」にチェックを入れます。

「このデバイスを使用して再生する:」のドロップダウンリストから使用したいデバイス(Opencomm)を選択すればOKです。

Windows側設定

これで、使用したいデバイスのスピーカーから相手の声が聞こえ、こちらの声は使用したいデバイスのマイクから入力が可能、かつ「ボイスレコーダー」で相手の声を録音可能な状態になります。

原理が知りたい人向け
セットアップ後、実は3.5mmジャックに挿した有線イヤホンからも相手の声が流れています。 相手の声は通常 ”Teamsで指定した出力デバイス(有線イヤホン)→ステレオミキサー→「ボイスレコーダー」”という順で流れていきますが、Windowsの機能を用いてステミキの音を別の使用したいデバイスで再生させることで、無理やりBluetoothヘッドセットに音を流しているのです。
なので、Bluetoothヘッドセットから聞こえる音は正確にはTeamsが直接出力した音ではなく、「ステミキが聞いた音をそのまま横流しした音」というのが正しいです。

ただし、この状態ではマイクのドライバーがステミキのドライバーと異なるため、「ボイスレコーダー」には自分の声が乗りません。

自分の声も必要な場合は、Teamsのマイクを「Microphone Array」もしくは「有線イヤホン」とすることで録音可能です。
ただし、その場合は当然マイクがPCの内蔵マイク、もしくは有線イヤホンに付いているマイクになってしまい、「使用したいデバイス」のマイクでは音が入らないことに注意して下さい。

まあ、妥協案でPCの内蔵マイクにするのが使用感的に妥当なんじゃないかと思います。
少なくともPCの前に座って喋る分には、マイクを使って話すのと大きく変わらない音になるはずです(多少外音は入ると思いますが、、、)。

終わりに

何度も言いますが、外部ソフトウェアや外付けミキサーを使えるのであればそれがベストです。
また、3.5mmジャックにiPhoneの付属イヤホンを挿し、普通にイヤホン兼マイクとして使っている方、またはPCの内蔵スピーカー&マイクだけで会議をしている方はこんなことをする必要は全く無く、単にボイスレコーダーでステレオミキサーを録音対象として指定すれば全ての音を録音可能です。

これは自前の外部デバイスを使いつつ、外部アプリケーションを入れずに音声を録音するためのゴリ押しのワークアラウンドとしか言いようがない対策ですが、世界のままならぬ会社員の助けになれば幸いです。

※ちなみに、Windows11、Zoom、Webex等多少異なる環境であっても同様に設定可能なはず。試してないですが。