怠惰なゆっくり

怠惰なゆっくり

諸々のアウトプット(アフィなし)

MENU

Anker 747 Charger (GaNPrime 150W)が壊れたのでAnkerの保証を使ってみる編

1年半ほど前に買ったAnker 747 Chargerが充電を一切しなくなってしまいました。

私は充電機器は基本全てAnkerで揃えているのですが、ここまでしっかり壊れたのは初めて。折角なのでAnkerの保証を使ってみようと思います。

※なお、製品の購入はAmazonでした。

 

Ankerの製品保証

Ankerでは、公式サイト・正規販売店の製品について、基本18ヶ月の保証を提供しています。

更に、AnkerJapan公式サイトの会員になれば最大2年の保証が受けられます。手厚いですね。

https://www.ankerjapan.com/pages/extended_warranty

しかも、この会員向け延長保証は、「公式サイト以外での購入でもOK(Amazon楽天等も対応)」、「購入時点で会員でなくても、問い合わせ時点で会員であればOK」という判定の緩さ!
最悪、壊れて問い合わせをする直前に会員登録しておけば購入から19ヶ月~24ヶ月の製品であっても保証対象になるはずです。すごい。

なお、私が757 Chargerを買ったのは2022年9月なので、ギリギリ通常保証の範疇です。ただ、問い合わせが楽になったりするかな?と思って一応会員登録もしました(後述しますが、特に意味はなかったです)。

問い合わせをするぜ

問い合わせはこのページから行います。

www.ankerjapan.com

参考にした物の本には、ここに問い合わせフォームがあるという話だったんですが…。

無くないですか?

まあ、もしかしたらフォームの形態が変わったのかもしれません。直接メールを送れとのことなので、mailtoリンクをクリックします。

後は指示の通りにフォームを埋めて送信するだけです。

Amazonでの購入の場合、Amazonの注文番号さえ明記しておけばどうにかなりました(ネタバレ)。

ただ、問い合わせ直前に会員登録をして住所等も登録したんですが、フォームが純粋なメールリンクなので結局入力し直しです。まあこれくらいはいいでしょう。

 

メールを送信してすぐ、なんだか癖のある自動返信が届きました。

これ、流行りの生成AI系っぽい文章ですよね。
言っていることはこちらのオウム返し+あまり的を得ていないトラブルシューティング(747 Chargerにインジケーターは存在しない)ですが、基本的なトラブルシューティングで復旧するようなケースは実際ここで弾けそうな感じがします。賢いですね。
とりあえず、ダメだったよ~と返信しておきます。どうでもいいですけど、こういうAI系に話しかける時ってどういう態度で行くべきか悩みます。

自動返信に返信をした翌日、カスタマーサポートからメールが来ました。

問答無用で交換品を頂ける旨、後送の返送用封筒で故障品を返送する旨が記載されています。
さっさと交換品を送ることで修理や顧客対応のコストを極力削減する、AmazonやSteamなんかで見かける外資っぽいアフターサービスですね。
ちなみに、故障品の返送が無い場合は今後交換対応はしないとのことで、当然ながら錬金術みたいな使い方は出来ません。絶対にやめましょう。

交換品到着!

カスタマーサポートからメールが来た翌々日、最初にAnkerに問い合わせをしてから3日で交換品が届きました。
Amazon倉庫から送られてきたとのことで、配送スタイル等々もまんまAmazonです。

向かって左が交換品

もちろん新品の同品が届きました。
これで無事充電環境をもとに戻せます。

やっぱりAnkerは…

充電機器周りは年々扱う電力量も増え、発熱と切っても切り離せない危険なガジェットなので、多少高くとも安心できる製品を選ぶのが重要です。
まあ、Ankerも稀に製品回収したりもするんですが、それでも玉石混交のこの界隈ではかなり安心して選べるブランドだと思います。

壊れないのが一番嬉しいのは間違いないですが、18ヶ月(24ヶ月)という長い保証、素早い交換対応と、カスタマーサポート面もお値段に見合うクオリティだなと感じました。世間には保証が長くてもあれこれ理由を付けて一切何も対応しないブランドもありますので……。

何はともあれ、次も充電機器はAnkerにしようと思える良い機会でした。

 

おわり

【実機?レビュー】Audi TT(8S)、あばたもえくぼなかわいいカー

こんにちは。

今回はちょうど一年前に買った車のレビューをします。

Audi TTです。

年式はなんとなく伏せますが、8S/1.8TFSI/2WDにSラインパッケージが付いている他はどノーマルです。

とはいえ、このブログはオタクくんがデジタルガジェットをよちよちして喜ぶものなので、車の話もそんな感じでやっていこうと思います。車オタクの皆さんには物足りないものになるであろうこと、ご了承ください。

この車を買うまで

最初から自分語りで恐縮ですが、Audi TTは免許を取った頃からの憧れでした。

当時、最初の車としてエアコンが壊れて内装の剥がれたTT 8J(先代)を買おうか真剣に迷ったりもしました。

先代モデル(画像はイメージです)

結局、かなり地に足付いた選択として最初の車は2006年生まれのSUBARU レガシィ BLEにしましたが、それでもTTにはずっと憧れていました。

初代_nrtnカー。いい車でした。

会社員になり、レガシィも転居に伴い手放しましたが、なんかがんばって働いていたら認定中古車くらいであればTTが買えそうな感じになってきて、ディーラーに行ってみたところ買ってもいいよと言われたので(?)、いよいよ購入することに。

試乗もした上で、ナビに難がある(後述)ので特定の年式かつ、グレーの個体を狙いました。オタクはグレーが好きだから。

ファーストインプレッション

か~~~~~~~~っこいい!!

異論は認めますが、少なくとも外装に関しては本当にかっこかわいい。車体色もこだわったので、大満足です。

もう1年乗ってますが、この見た目に関しては未だにかっこええなあ…と思います。

購入したてなのでステッカーが…

お尻はこんな感じ。まあるくてかわいいねえ。

TTは初代からデザイン優先のモデルで、アイコニックな丸みが世代を経て薄れているという声もありますが、私は適度に現代化されててかっこいいと思います。

まあそんなの最終すべて好みなんですが、それでも分かりやすくかっこいい車だなーって感じです。

ちょっと汚いのはご容赦ください

内装はこんな感じ。

現行モデルな車にしてはスイッチ等でゴテゴテしておらず、スタイリッシュでいい感じだと思います。シフトレバーがレバー然としているのもいいですね。

内装で一番目につくのは、やはり座席中央部にナビモニターが無いこと。TTのナビは運転席のスピードメーターがある画面と一体化しており(バーチャルコックピット)、独立したナビは設置されていません。

これも内装のシンプルさに寄与しているんですが、まあ使い勝手は後述で…。

2ドアクーペですが一応後部座席もあります。

本当に緊急避難用といった見た目ですが、一応小柄な人が一人、1時間乗るくらいなら無理なくいけます。二人乗るのはさすがに非人道的かな…。

なお取扱説明書には身長140cm以上の人は乗せるなと書いてありました。ハーフフット用?

とはいえ無いよりは全然マシで、普段は荷物置き場、止むに止まれぬ時には一時的な座席として結構活躍しています。

トランクは意外と広く、開口部も大きく開くので使い勝手はいいです。

後部座席を倒せば1.5mの観葉植物も運べました。

いいところ

デザイン

しつこいようですが、この車は本当に見た目がイカしています。

大口グリルとヘッドライトに代表される現代的なエクステリアはもちろん、内装を見てもデザインにものすごく比重をかけている出来です。

例えばこの車のエアコン周りですが、吹き出し口は円形にデザインされ、コントロールは円の中心にあるスイッチと外縁を回転させて行います。

余計なボタンを極力排除し、TTのアイコンである円形を各所にあしらう工夫がされています。

全体的な内装は結構プラスチッキーで、しっとり高級感のある仕上がりという訳ではないのですが、楽しく運転する上でチープさを感じさせないデザインに仕上がっていると思います。

 

ただし。

このデカいダミーダクト。

これだけは本当にダサい。

本当に。

燃費

この車、やけに燃費がいいです。

前のレガシィがまあまあ大飯ぐらいだったので基準がゆるくなっているかもしれないですが、普通の街乗りでもリッター11kmは割りません(街乗りではコンフォートにしています)。

北海道で高速道路を流していたときにはリッター17kmが出てさすがに笑いました。

まあリッター17kmはさすがに特殊な状況とはいえ、この手の車にしてはかなり地に足付いた燃費です。2WDかつ下位エンジン(1.8L)の嬉しい誤算です。

まあまあはやい

私の車は1.8TFSIかつ2WDなので、エンジン馬力という意味ではTTの中でもかなり下位のグレードです。

が、日本の公道を普通に走るだけなら充分すぎるほど早いです。気合を入れて踏まないと出足は軽にも負けますが、それでいいんじゃないですかね、別に。

走行モードをダイナミックにすると変速タイミングがクイックかつステアリングがぐんと重くなり、車内にそれっぽいエンジン音が響くようになります。着座位置が低いこともあってかなり体感速度は速く感じられるので、下手に飛ばしすぎなくていいかもしれません。

実用速度としては東関東道120km/h区間の追い越し車線でも不足を全く感じない程度なので、必要十分以上です。

よくないところ

そんなかわいいかわいいTTですが、もちろんよくないところもあります。

ただ、乗れる人数が少ないとかそういった点はクーペを選んだ時点で承知しておくべき点なので、購入前とのギャップを感じた点を中心にご紹介します。

ナビ ド使いにくい

えー、筆頭にして最大なのがこれです…。

TTの先進的なバーチャルコックピットになんの不満が?という向きもあるかとは思いますが、これ本当に使いにくいです。

いや、ただ使いにくいというのは語弊があって、バーチャルコックピットそのものは見やすいし使いやすいです。ただし、絶対にセンターディスプレイを置換するものではないと思います。

TTのバーチャルコックピットはステアリングのボタン、もしくはセンターコンソールのボタンから操作します。

センターコンソール

まず、センターコンソールの方は全く使い物になりません。

右ハンドル車なので必然的に左手で操作した結果、それで動くのがドライバーディスプレイというのがまずもって難しすぎます。左利きの方ならいざ知らず…。

で、仕方ないのでステアリングで操作しますが、ナビに目的地を設定してみましょうか。

当然ナビはドライバーディスプレイにあるので、タッチ操作は出来ません。ステアリングのダイヤルをカチカチ、カチカチ、カチカチカチ、カチ、カチカチカチカチカチカチ、カチカチ……………。

ちなみに、中央のセンターコンソールで指でなぞっての文字入力も可能なので、左手人差し指の繊細さに自信がある方はこの円の上で餃、と入力してみてください。

Audiはアジアでしか使われていないローカル文字には興味がないようです。

※音声入力も付いてますが、もちろんアホです。

 

…という経験を試乗の段階でしていたので、買う車を探す時にはCarplay/Android Auto(スマホを車と接続して、車載ナビとして使う機能)に対応している年代、というのを必須条件にしていました。

※TT 8Sは前期型と後期型があり、前期型はCarplay/Android Auto非対応なので、これから買う方は気をつけてください。

で、Carplayを使えば万事解決と思うじゃない?

なんか・・・・・・画面小さくない?

残念ながらこれがCarplayの最大サイズです。あと、CarplayiPhone側の機能なので当然ですが、スマホライクなタッチ操作に最適化されています。なのでステアリングボタンとの相性はかなり悪いです。

……でもまあいいんです、画面は一応見れるし、Carplayの機能は全部動作してるし、いいんです、これで…。

ボケが

 

ちなみに、一応擁護しておくと、ナビ以外の各種機能は使い勝手も問題なく、ナビも目的地入力に成功さえすれば非常に分かりやすい案内をしてくれます。UXがカスなだけです。

バーチャルコックピットそのものは運転中にも見やすく素晴らしい機能なので、やっぱりセンターにタッチ対応のメインディスプレイがあった上で使いたいですね。それなら同乗者も見れるし。

デイライト ド眩しい

ヨーロッパの法規に則っているらしく、最近のAudiの車はエンジンが入っている限りデイライトが消せません。

デイライト自体はかっこいいし、消せないのはもう仕方ないんですが、いかんせんこれがすごく眩しい。

iPhoneのナイトモードが働いているので、参考程度に

これ、ヘッドライトは消灯してデイライトのみの状態です。

当然車検は通ってるので基準値以下なんでしょうが、多分軽トラの劣化したハロゲンライトより全然明るいと思います。

しかも…

テールランプも常時点灯です。

これじゃヘッドライト点灯と変わらんじゃん!?

なんで・・・どうしてこんな・・・・・・。

正直実害は無いんですが、アイドリングしたままの一時停車の時に、周りが眩しくないかすごく気になります。あと普段から「日中なのにヘッドライト付けてうぜえ車だな」と周囲の車に思われてそうで怖い(オタク)。

現実的な話としては、無駄にバッテリーを疲弊させてないか心配です。

消すにはコーディングしか無いっぽいんですが、認定中古の保証が切れたら嫌だしなーで放置してます。トヨタ式(停車中に限りデイライトを消せる)にしてくれたら文句ないんですが…。

静粛性はない

前2つに比べたらどうでもいいんですが、TTはスポーツクーペ(実態はともかく)なので仕方ないとは思いつつ、思っていたよりもこの車はうるさいです。

特にロードノイズが割と大きく、路面からの突き上げを感じやすいこともあって、グランツーリスモ的使い方には向いていないかもしれません。

まあ、履いてるタイヤの問題もあると思いますけどね。

何かが壊れたら…怖い

認定中古を買った所以でもあります。

ぼくのTTはトランスミッションに7速湿式DSG(細かいことは割愛)が載っているんですが、これがまー壊れる(らしい)。ほんとに壊れる(らしい)。そんで壊れたらほぼ100%載せ替えで100万近くかかることもある(らしい)。

マジで怖い。

とりあえず、Audiの認定中古は最大5年の保証を付けられ、トランスミッションは保証対象なので、なんとか5年以内に壊れてほしいです。それか一生壊れないで; ;

壊れないまま保証が切れたら…乗り続けるか、真剣に考えないといけないですね。

でもTTはかわいいよ

そんな感じで1年間乗ってきたTTですが、なんだかんだ言って最高に気に入っています。

先日帰省時に現行型のアクアに乗ってきましたが、ドアを閉めた瞬間から感触が違いすぎて一刻も早くTTに乗りたくなっていました(でも燃費いいし出足早いし人も載せれていい車だった)。

通勤には一切使わないし、駐車場代も保険もかなり痛手で金のかかる趣味ですが、でもこの車に乗ってあちこち出かけられるのは本当に楽しいです。

認定中古の保証のこともあるし、正直ライフステージが変わったときに乗り続けられる車でもないのですが、ひとまずいまはTTに乗って人生をやっていこうと思います。

 

オススメ。

docomo Galaxy Z Fold3が文鎮になったので修理に出す(Check BATTERY編)

すべての始まり

Galaxy Z Fold3が文鎮になった。

正確には、しばらく放置していたGalazy Z Fold3を久しぶりに充電しようと思ったら、内側ディスプレイに「Check BATTERY」が表示され、充電が行われませんでした。

調べてみると、Samsungスマホには結構よくある症状のようで、しばらく充電を行わず過放電になると稀に発生するらしい。
接触充電をしてみると起動する、みたいな記事もちょくちょくあったので試してみましたが残念ながら起動せず、これにて満を持して文鎮です。カナシイ。

あとで気づいた
これ、正確には非接触充電で治るかもしれない訳ではなく、あえて低速な環境でゆっくり充電することで、過放電からの急激な過充電を回避する機能であるCheck Batteryを回避できるかも?という話でした。
接触充電で1日放置、有線充電で1日放置は試したのですが、この時使った有線の充電器は100Wの高性能アダプタだったんですよね~…そもそもZ Fold3は最大25Wの急速充電なのでオーバースペックなんですけど。
何はともあれ、今手元でCheck Batteryになっている人はUSB PDの充電器を一旦捨て、5Wとかで1日放置してみるといいかもしれません。

この端末は2022年にdocomoスマホおかえしプログラムでレンタルし、以来時々遊んでいました。メインのスマホは別にあるので放置していたらこのザマです。
これまでスマホを落としたりで大きく破損させたことは一度もないのでdocomoの補償プログラムにも入ってないんだけど…。

スマホおかえしプログラムは返却時に電源が入らないと追加料金が課されるので、涙を呑んで修理に出すことにします。

Galaxy原宿は予約が取れない

私は関東圏に住んでいるので、せっかくならばとSamsungのフラッグシップストアであるGalaxy原宿での修理を考えましたが、Webフォームから予約しようとすると予約可能日がほとんどありません。

どうやら当月中の予約しか取れない(?)らしく、何度かサイトを覗いても1日予約可能日があれば良い方で、選択できる日が1日もないこともままある有様。
修理内容や機種によっては違いがあるのかもしれませんが、土日の予約を取ることは困難だと判断し、Galaxy原宿での修理は断念しました。

docomoのオンライン修理を依頼

という訳で、docomoのWebフォームから修理を依頼します。
docomo掲示している料金の目安はこんな感じ。

仮に内蔵電池交換で済んだ場合は12,650円と、痛手は痛手ですが折りたたみスマホにしては良心的な値段です。
症状の内容を記入したりなんだりで申し込みをかんりょ…

ファッ!?
じゅうななまん!?

と、思いましたがどうやらWebフォームだけでは正確な見積もりができないので、とりあえず上限額を表示しているだけな模様(そりゃそうだ)。
「※修理代金の見積もりを行います。」が表示されているメニューであれば、修理機がdocomoに届き次第見積もりが行われ、金額次第ではキャンセルも可能らしいので一安心です。

docomoへ修理機を送付

申込みから2日後、docomo(というかNTTロジスコ)から返送用の箱が届きました。
修理機からSIMを取り出し(電源が入らないのでデータはそのまま)、箱の指示に従って梱包します。

緩衝材と書いてはありますが、これも材質がダンボールなのでダンボールで直にスマホを包む形になります。耐衝撃という点では十分なんでしょうが、なんとなく擦り傷付きそうで嫌だな…。

何はともあれ梱包した箱をポストへ投函し、送付は完了です。
docomoの回線契約があれば代替機が無料で使用できるのですが、私はahamo契約なので今回は代替機なし。
修理機から取り出したSIMは無くすとまずいので、ご家庭で余っているRedmi Note10 Proにでも入れておきましょう。

入っていたSIMは今は無きOCN

見積もりは来なかったよ

返送キットを投函して2日後、docomoから修理機受領のお知らせが届きます。
ここから見積もり結果通知まで10日~2週間とのことなので、まったり待ちましょう。

まったり・・・まったり・・・まったり・・・まったり・・・あれ、修理機受領通知のメールから修理状況見れるんだ。
どれどれ…。

修理中やないか。

このステータスを確認した時点で修理機受領の通知から5日後だったので、事前の脅かしよりは大分速やかという感じです。速やかすぎて修理始まってるけど。

聞くところによれば、docomoの修理は無償で済むものであれば見積もりをすっ飛ばして修理に進むらしい。
実際、もうここまで進んでしまってはこちらから出来ることも特に無いので、0円or17万円、どちらの請求が届くかわくわく待つことにします。

Z Fold3が帰ってきた

ロジスコへの修理機の到着から7日、修理依頼を出してから11日でdocomoから修理完了のお知らせが届きました。

代金は……

予想通り(?)0円でした。

修理結果を見てみると意外な事実も判明。

どうも、先方ではCheck Batteryを再現できなかったらしいです。

修理に出す前に充電も何度か試しているので一時的な事象では無かったはずですが、まあ修理結果欄で3回も再現がなかったと言っているので、再現がなかったのでしょう。
となると、やはり低速で充電すれば充電可能で、かつ修理センターで使用していた充電機器が低速なために偶然充電に成功した…とかなんですかね。

返す返す、修理に出す前に低速での有線充電を試さなかったのが悔やまれます。

何はともあれ、修理…というより充電を終えたGalaxy Z Fold3が帰ってきました。
Galaxy特有のダサいSIMピンのおまけつき。

電源も無事に点きました。

充電を施されて帰ってきただけではありますが、しっかり初期化はされているのでセットアップし直しです。

あと、カバーディスプレイに貼っていたガラスフィルムはPETフィルムに貼り替えられていました。
修理内容には絶対に関係ないけどこれはサービスなのか…?ガラスフィルムがいいんだけど……。

おわりに

そんな感じで、Check BATTERYが手元で改善しない場合は最悪docomoへ修理に出せば無料で治るっぽいことが分かりました。たぶんKDDIも同じでしょう。

とはいえ期間はそれなりにかかりますし、データ消去のおまけ付きなので、ちゃんとこまめに充電しましょう。そもそもこんな高価な端末をしばらく充電しないくらい放置するなら買わない方がいいと思います。

初期状態になったZ Fold3

では、私はZ Fold3のセットアップ(docomoのダサすぎる初期設定をすべて無効化することを指す)をしますので、これくらいで……。

 

追加ソフトウェア禁止・BluetoothヘッドセットのWindows環境でもTeams会議を録音したい!

全国の仕事をされている皆さま、こんにちは。

仕事をしていると、Teams会議を録画したいけど、Teamsの標準機能を使うと相手方にも通知が行って気まずい、みたいなシーンがあるかもしれません。

そんな時、追加ソフトウェアのインストールが厳しく管理されているタイプの会社では、Windows標準機能の「ボイスレコーダー」を使うことが多いはず。

シンプル~~~

必要最低限の機能のみを有した標準ソフトウェアですが、PCの内蔵ステレオミキサーを使用すればPCの音とマイク入力の音を録音できます。

ボイスレコーダー」での録音の基本
ボイスレコーダー」は基本的にマイクから入力された声等を録音するためのソフトウェアなので、単一の録音デバイスからの音のみを入力とします。
そのため、「ステレオミキサー」(複数の入力の音声を一本化する録音デバイス)を用いてPCの音とマイクをミックスすることで、「ボイスレコーダー」での一括録音が可能になります。
基本的な設定方法は

第102回 Windows 10 で録音する方法が知りたい! | Windows 10 関連 |【NECフィールディング】

などを参考にしてみて下さい。

が。

Windows内蔵のステレオミキサーには大きな欠点があります。

内蔵ステレオミキサーでは同一のドライバーの音源しかミックス出来ないのです。

内蔵ステミキの例

再生デバイスの例

私の場合、「Jabra EVOLVE 30 Ⅱ」(USB有線ヘッドセット)、「Opencomm」(Bluetoothヘッドセット)はRealtek Audioで駆動するステミキとドライバーが異なるので、この2つの音は内蔵ステミキに乗ってきません。

つまり、このまま「ボイスレコーダー」でTeams会議を録音したい場合、再生デバイスは「Speakers」(PCの内蔵スピーカー)、録音デバイスは「Microphone Array」(この場合はPCの内蔵マイク)もしくは「Jack Mic」(3.5mmジャックに挿し込むタイプのマイク)を使用する必要があり、Bluetoothヘッドセット等の使用は諦めることに……。

嫌だ。

諦めたくない。

という訳で、力技で解決してみました。
スクリーンショットは全て私用PCで撮影しましたが、社用PCと特に動作環境に違いは有りません。

解決編

多分ソフトウェアのインストールが自由な人はOBS Studio等の入力を2つ以上持てる外部ソフトウェアを使うのが一番早いと思います。我々ままならない会社員としてはそういう訳にも行かず、どうにかしていきましょう。

まずはPCの3.5mmジャックに有線イヤホンを差し込みます。iPhoneにおまけで付いてきたやつでもいいですし、本当になんでもいいです。

その後、Teamsのデバイス設定を「スピーカー:有線イヤホン/マイク:使用したいデバイスのマイク(今回はOpencommのマイクを指定)」に変更します。

Teams設定

ここまででTeamsの音は有線イヤホンから流れ、もちろんステミキにも乗るようになります。が、このままでは使用したいデバイス(Opencomm)で音を聞くことが出来ないので、もうひと手間加えましょう。

Windowsサウンド設定からStereo Mixのプロパティを開き、「聴く」のタブで「このデバイスを聴く」にチェックを入れます。

「このデバイスを使用して再生する:」のドロップダウンリストから使用したいデバイス(Opencomm)を選択すればOKです。

Windows側設定

これで、使用したいデバイスのスピーカーから相手の声が聞こえ、こちらの声は使用したいデバイスのマイクから入力が可能、かつ「ボイスレコーダー」で相手の声を録音可能な状態になります。

原理が知りたい人向け
セットアップ後、実は3.5mmジャックに挿した有線イヤホンからも相手の声が聞こえています。 相手の声は ”Teamsの出力デバイス(有線イヤホン)→ステレオミキサー→「ボイスレコーダー」”という順で流れていきますが、Windowsの機能を用いてステミキの音を別のデバイスで再生させることで無理やりBluetoothヘッドセットに音を流している状態です。
なので、Bluetoothヘッドセットから聞こえる音はTeamsが出力した音ではなく、正確には「ステミキから出力された音」です。

ただし、この状態ではマイクのドライバーがステミキのドライバーと異なるため、「ボイスレコーダー」には自分の声が乗りません。

自分の声も必要な場合はTeamsのマイクを「Microphone Array」もしくは「有線イヤホン」とすることで録音可能です。
ただし、その場合は当然マイクがPCの内蔵マイク、もしくは有線イヤホンに付いているマイクになってしまい、「使用したいデバイス」のマイクでは音が入らないことに注意して下さい。

まあ、妥協案でPCの内蔵マイクにするのが使用感的に妥当なんじゃないかと思います。

終わりに

何度も言いますが、外部ソフトウェアや外付けミキサーを使えるのであればそれがベストです。

ゴリ押しのWork aroundとしか言いようがない対策ではあるものの、世界のままならぬ会社員の助けになれば幸いです。

※ちなみに、Windows11、Zoom、Webex等多少異なる環境であっても同様に設定可能なはず。試してないですが。

【実機レビュー】SONY渾身のINZONE H9を3ヶ月使ったけど……まあ、買わなくてもいい

木枯らしが吹きすさびTwitterではAIの描いた絵が跋扈する昨今、いかがお過ごしでしょうか。

さて、去る6月に発表されたSONYの新ゲーミングブランド、INZONEを覚えている方はいらっしゃるでしょうか。

実は私、その第一弾ラインナップ中、ハイエンドのワイヤレスヘッドセットとして発売された『INZONE H9』を発売日に購入していました。

レビューする気は無かったのですが、まあ色々思うところもあり、約3ヶ月ほど使ってみての感想を残しておきます。

そもそもINZONEって何?

なんなんでしょうね、ほんと…。

INZONEはSONYが新たに発表したゲーミングブランドです。第一弾ラインナップとして、お高いゲーミングディスプレイとヘッドセットが発売されています。

いまいちコンセプトの伝わらない公式サイト

SONYには言わずと知れたPlayStationブランドがあり、そこでも公式ヘッドセットを販売したりしているので、INZONEの立ち位置は正直良く分かりません。

今のところのラインナップを見る限り、他のSONY産マスターモニターやヘッドホンのノウハウを流用し、PSブランドよりはハイグレードなゲーミングブランドになろうとしている気がします(出来ているとは言っていない)。

 

そんなよく分からないINZONEのハイエンドヘッドセット、『INZONE H9』はヘッドセットラインナップの最上位商品にして、お値段は36300円~とゲーミングヘッドセットの中でもかなり高額な部類です。

現在のヘッドセットラインナップ

他には『INZONE H6』、『INZONE H3』という廉価グレードが存在し、『H6』は『H9』からノイズキャンセリング機能を除いた商品、『H3』は有線仕様の最廉価商品となっています。

いずれも、競合品と比べると正直かなり高価ですが、機能面で有意な差があるのか、SONYブランド代なのか…見ていきましょう。

ファーストインプレッション

非常に大きい紙製の箱を開けると、H9がどーんと鎮座しています。

本当に箱がデカい

近年のSGDs指向を受け、パッケージは中身も含めすべて紙製です。高級感はありませんが、この辺りは仕方ないですね。

充電は当然TypeCで、ケーブルも付属しています。

ヘッドセット本体もかなり巨大です。

全体の重量としては330gなので、まあハイエンドゲーミングヘッドセットとしては常識的な重量なのですが、ハウジング部分がかなり巨大でバランスが悪く感じます。

色は白のみ、PS5のデザインと揃えたものと思われますが、個人的にはあまり好みではありません。

青、白、オレンジの3色で光ります

”ゲーミング”、と銘打ってはいるものの、光る部分はハウジングの付け根部分のみです。元々ヘッドセットのライトなんて装着中は見えませんし、これはかなり上品でいいですね。

ハウジングの可動域は広い一方、約90度くるくると抵抗なく回転するので、着脱の際は少し手間取るかも。

USBレシーバーは高品質な作りです。

横のスイッチでPCとPS5の最適化を切り替えることが出来ます(PS5は自動判別してくれてもいいのでは…?)。

このレシーバーでPC/PS5/その他機器と2.4GHzの無線接続が可能な他、Bluetoothの同時接続も可能です(後述)。

3ヶ月使ってみて良かったところ

 

ノイズキャンセリング

INZONE H9における最大の売りですが、これは基本的に良かったです。

ハウジングそのものの密閉度が高いため、ただでさえ高い遮音性がソフトウェアによるノイズキャンセリングで更に強化され、エアコンの音も工事の音もシャットアウトしてくれます。

SONYのハイエンドヘッドホンであるWH-1000XMシリーズ同様外音取り込みモードなども装備されており、私のライフスタイルでは特に使う機会はないものの、便利な人には便利だと思います。

一方で、この高性能なノイズキャンセリング性能が悪い方向に働く部分もあり、手放しでは喜べない状態でもあります(後述)。

専用ソフトウェア

INZONE H9にはPC向けにカスタマイズのための専用ソフトウェアが用意されています。

機能は必要十分で、中々使いやすいソフトウェアでしたが、立体音響の最適化はそこまで効果が感じられませんでした。

Bluetooth同時接続

これは無線レシーバーで接続した機器とBluetooth機器を同時に聴くことの出来る機能です。レシーバーをPS5に挿し、スマホBluetoothと同時接続することで、作業用BGMを流す用途などに使えます。

また、折しもSwitchでスプラトゥーン3が発売されたので、レシーバーでSwitchの音を聞きつつスマホのDiscordで通話をする、と言った用途で活躍しました。Bluetoothの音質は推して知るべし、と言った状態なので、恐らくこちらが推奨される用途ですね。

音質は恐らく良い

私が耳ソムリエではないので説得力がなく本当に申し訳ないんですが、音は多分いいです。そもそもの密閉性が高いこと、ノイズキャンセリングが強力なことから音楽体験はヘッドセットとは思えないほど上質です。

特に、PS5で『Horizon Forbidden West』を遊んだ際には、Tempest Audio(PS5の独自立体音響)が遺憾なく発揮されているのか、かなり立体感を感じるプレイ体験が出来ました。

3ヶ月使ってみて微妙だったところ

サイズ

まずはデカくて重い、これに尽きます。

前述の通りハウジング部の重量バランスが悪く、根本がグラグラなのでヘッドセット装着状態で下を向くと簡単にずり落ちてしまいます。

私の場合、フィッティングをタイトにしても変わらなかったので、まずは量販店などで試着してみることをおすすめします。

安っぽい、すべてが

H9はハイエンドゲーミングヘッドセットの中でも高額な部類ですが、実際使ってみると全くそうは思えません。

安っぽさの原因はいくつも思い当たりますが、主なものは以下の通り。

・可動部が安っぽい

ブームマイク、音量調整ダイアルなどよく触れる部分のフィードバックがものすごーーくしょぼいです。プラスティッキーなカチカチとした感触があり、とても高級品とは思えません。

・演出が安っぽい

電源ON時、OFF時等に鳴る通知音が分かりやすいですが、「ヴーー」というビープ音が爆音で鳴ります。最初は何かエラーでも出ているのかと思うくらい無機質なフィードバックでがっかりします。ここは、PlayStationとの連携を売りにしているのだから、PS5の起動音のような軽やかな音を鳴らしてくれてもいいのに…と思ってしまいました。

このビープ音が事あるごとに鳴り響くので、いつの間にかヘッドセットを外してから電源をオフにする習慣がついてしまいました…。

また、ブームマイクは上に跳ね上げることでミュート、下に下げてONと分かりやすく便利な仕様なのですが、驚くべきことにこのミュート動作では通知音が一切鳴りません。一応、ブームマイクがONになる部分まで下げると”カチッ”という物理的な手応えはありますが、かなり気を使わないと気が付きません。

なまじノイズキャンセリング能力が高いため、マイクがONなのかOFFなのか全く分からず、不安になります。

・マイクの品質が低い

まあ、ゲーミングヘッドセットのマイクはどれもそんなに音質が良いわけではないんですが…本機のマイクは確実に36300円の水準には達していません。

PS5でもDiscordでもくぐもった音が相手に届いていたようで、およそ半額のLogicool G733の方がまだマシ、という状況でした。

Discord公認デバイスなのにね…

PS5との連携はそこまででもない

PS5との連携を売りにしている本機ですが、分かりやすい連携はPS5のUIから電池残量を確認できる程度です。

ノイズキャンセリングの耳への負担が大きい

本機でノイズキャンセリングをONにすると、ハウジング内が航空機の機内で気圧が上がったような状態になります。

元々ハウジングの物理的な密閉性が高いので、この違和感がかなり大きくノイキャンを長時間常用するのは不快に感じる部分がありました。

電池持ちが、悪い!!

これはかなり大きかったです。

公称の電池持ちはノイキャンOFFで32時間となっていますが、そもそもノイキャンOFFで常用するならばH9ではなくH6を買うわけで……。

ノイキャンONの電池持ちは、LED完全オフで凡そ半日くらいの感覚でした。また、自動電源OFFの機能があるのですが、どうもこれが「何にも接続されていないときに」自動で電源を切る機能なようで、例えばPC等にレシーバーを挿したまま放置してしまうと働きません。

Logicool製品などは「音声入力が無い時間」ベースで電源をOFFにしますし、こちらが一般的な仕組みだと思うんですが…。なので、本機の使用後席を外す際は毎回手動で電源を切る必要があります。

また、電池残量が減ってくると上述のビープ音が短い間隔で鳴りまくり、著しいストレスを与えてきます。

 

まとめ

まあ、既に承知しているとは思いますが、私としてはこのヘッドセットはおすすめ出来ません。

音質とノイキャンはヘッドセットにしては素晴らしいですが、そもそも本機はSONYのハイエンドヘッドホンであるWH-1000XM4よりも高いわけで…音質を重視するならば順当に高級感を感じさせてくれるあちらを買うべきだと思います。

微妙だった点の一つ一つは本当に些細なものなのですが、それらが積もり積もってINZONEという新シリーズの第一弾製品にも関わらずチープな出来になってしまっているのは残念でした。

今後製品が出るのであれば徐々に値段相応の商品になる可能性もありますが、現状このヘッドセットをおすすめ出来るのは「ゲームはPS5でしかプレイしない」「音質が最重要!」「ボイスチャットしたいけど隣の部屋で土木工事をしている」、そういう人だけだと思います。

ヘッドホンならば専用品を、ヘッドセットならばLogicoolやRazerのハイエンド品をおすすめします。

私はastro A30を注文しました。

 

おわり。

 

【おレビュー】Logicool MX Mechanical Mini/MX Master 3S買っちゃった

デスクが汚い


あっつ~~~~~~~~~~~~~(エアコンの効いた室内から失礼します)。

本日6/30に発売したMX Mechanicalシリーズを以て、Logicoolのハイエンドキーボード/マウスのMXラインが出揃いました。

なんとなくノリで両方買ってしまったので、念のためレビューしときます。

とはいえ、Logicoolがかなり気合を入れて事前に広告をしているので、既に巷にはレビュー記事が無限に出回っています。食傷気味だったら申し訳ないですが、ノンアフィってことで、ここはひとつ…。

 

MX Master 3S

まずは無線マウスMX Master 3S(以下Master 3S)から。

定価は14,960円、Bluetoothと独自の無線ドングル(後述)に対応します。

まあゲーミングマウスの価格帯に慣れているとそこそこ高いなーくらいの値段ですが、ビジネス向けマウスとしてはかなり高価格です。

ファーストインプレッション

使用感あるのとかは、ほんと、すみません

まず第一に感じるのは、このマウス、くそデカいです。

上から見るとそうでもなく見えますが、全高・全幅が想像の20倍あります。

比較用に置いたLogicoolのゲーミングブランドから出ているG503も比較的大きめのマウスですが、全高の圧倒的な違いが分かるでしょうか。

人間工学に基づいていそうな見た目はしているものの、これはそう、アメリカ人の人間工学や――。

少なくとも比較的手が小さめの私には持ち方を矯正しないと上手く扱えません。家電量販店なんかで一度握ってみることをおすすめします。私は家電量販店で試して、でけーなーと思った上で買ってしまいました。あほやね。

機能面

一方、価格が高い分機能は非常に優れています。

まずは何と言ってもスクロールホイール。

どのマウスもホイールを回転させるとコリコリと抵抗感がありますが、Master 3Sのそれは電磁石で実装されています。実際に回してみるとこう、何というか好みの分かれる触感が返ってきます。俺は好き。

また、スクロールホイールを高速で回せば電磁石がなんかいい感じに働き、自動的にフリースピンモードに移行します。ボタンを押してフリースピンと通常モードを切り替えるマウスはそこらにありますが、シームレスに移行出来るのは非常に快適です。私がこのデカマウスを買った理由の一因でもあります。

マウス側面にはサムホイールという縦回転のホイール、親指ボタン、ジェスチャーボタンがあります。

親指ボタンはまあブラウザの戻る/進むとかでよく使うやつですね。

縦回転ホイールはMX Masterシリーズのアイコンで、デフォルトでは横スクロールが割り当てられています(スクロールホイールにチルト機能はなし)。

ジェスチャーボタンは、親指の腹で黒い出っ張りを押して起動します。

他のキーも色々アサインを変えています

単押しだけではなく、後述する専用ソフトウェアでボタンを押しながらのジェスチャーをカスタマイズ可能。

使いこなせば多機能ではありますが、ただでさえデカいマウスにも関わらず、ボタンの硬さと配置でものすごーーーく押しにくいです。毎回手の配置を変えないと上手く押せないので、ならキーボードショートカット使うかなっていう…。

ソフトウェア

専用ソフトウェアのLogi Option+をインストールし、キーアサインやDPIの変更を行います。

ちなみにこのソフトウェアはキーボードのMX Mechanical Miniでも共通です。

DPI上限は8000、まあビジネスマウスならば十二分の数値です。

独自ドングル(Boltレシーバーと書かれているもの)とBluetooth接続で親機を合計3台まで登録し、マウス裏のボタンで簡単に切り替えが可能です。

複数のデバイスをまたいでマウスを使用可能なFlowも面白そうですが、まだ試せてないのでいつか…。

総評

デカさが受け入れられる人であれば、非常に高機能で便利なマウスです。メインの右。左クリックもほぼ無音レベルで静音化されており、神経質なオフィスでの使用も余裕です。

フル充電で70日持つらしいので、実用燃費もこれくらいであればかなり素晴らしいですね。また、私は社用PC、iPad、プライベートPCでマウスを使い回すことを考えての購入だったので、そう言った意味では唯一無二と言えます。

ただ目玉のスクロールホイールについては人を選ぶ部分ではあるので、やはり一度実物を試すのが吉です。個人的には、スクロールは気に入っているもののホイールをクリックした時の感触がぐにっとしていてそこが少し気になります。

MX Mechanical Mini

続いてハイエンド無線キーボードのMX Mechanical Mini(以下…Mini?)。

定価18,700円、こちらもBluetoothと独自ドングル(Boltレシーバー)対応。

なお、このドングルはひとつで最大6台の対応デバイスと接続出来ます。

Master 3SとMiniで挿すUSBがひとつで済むのは非常に嬉しいですが、最大6台ってロジの製品そんなに同時使用すること、あるの??

ファーストインプレッション

定価18.700円は正直かなり高いです。東プレのハイエンドキーボード等と比較すると安く感じるものの、あくまでスイッチは普通のメカニカルなのでどこまで価値を見いだせるかが焦点です。

Master 3Sのデカさが際立ちますね

私が購入したのはテンキーレスでフルサイズ比25%減のコンパクトモデル。もちろんMiniの付かないフルサイズなMX Mechanicalも販売されています。

こちらは2万円…。

Miniモデルもキーピッチは充分で打鍵しやすいですが、一点右端のスペースの使い方がすごく気になります。

一目で独自すぎる配列なのは伝わるかと思いますが、他に機能の無い音量コントロールキーにDeleteが押しやられているのが気になります。私は割とDeleteを多用するので、この配置は慣れるのに時間がかかりそう…。

打鍵感は非常に良好です。軸の選択肢としては青軸(カチャカチャ)、茶軸(ポチポチ)、赤軸(スカスカ)の3つがあり、私が購入したのは青軸。

3つとも実機を試しましたが、当初購入しようと思っていた茶軸が想像より重く、結局青軸にしました。

カニカルキーボードとは思えないほど高さは低く、まるで上から見るとメンブレンキーボードのようです。にも関わらず打鍵感はしっかりしているので、不思議な打ち心地になります。

機能面

Master 3S同様機能は非常に豊富です。

ファンクションキーと統合された独自ボタンでMaster 3S同様3台までの親機切り替え他、メディアコントロール、バックライト調整等様々な機能が使えます。

個人的にいいなと思ったのは絵文字キーボードの呼び出し。Windowsだと絵文字キーボードが出しにくいので、これが用意されているのは便利です😊

ただ、正直ほとんどの機能はwindowsのショートカットで実行出来るので、こいつのせいでDeleteキーが変なところに行ったと思うと段々ムカついてきました🤬

ゲーミングキーボードほどではありませんが、実用的なバックライトもあります。

常時点灯しているわけではなく、手を近づけると近接センサーで自動的に点灯、打鍵を止めると消灯します。真っ暗闇の中でタイピングをする際もこれで安心ですね(そんなことある?)。

ただし、フル充電で最長10ヶ月稼働出来るはずがバックライトを有効にしていると稼働時間が最長15日になるそうです。え?じゃあバックライト消すけど……?

充電口はもちろんUSB Type-C、背面には8°のチルト脚が付いています。

高さは物足りないですが、脚の出し入れが非常になめらかで変な所に高級感を感じました。

ソフトウェア

正直、Miniについてはあまりソフトウェアで弄る余地はありません。精々バックライトの光り方を変更するくらいですね。

総評

高級キーボードなだけあって、作りも機能も満足行く出来です。

一方、高級感と引き換えに重量は612gと割と重めなので、常時持ち歩く無線コンパクトキーボードを探している方には不向きかもしれません。まあ、そういう人はメカニカルではないメンブレンのMX Keys Miniとかを買えばいいと思います。

欲を言えば英語版キーボードを日本でも発売して欲しかったですが…現状最強に近い無線キーボードであるのは間違いありません。

Boltレシーバー対応機器で固めればUSBポートもすっきりしますし、買いです。

 

 

 

 

いやー、新しいキーボードって楽しいですね。

おしまい。